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第1話 コロナショックから始まった----投資の原点

コロナショックで株価が暴落した。

世の中は大騒ぎだった。そんなときに株を買おうとしたら、会社の同僚に言われた。

「株なんか買うの? バカじゃねえの」

JTを買うと言ったときも、似たような反応だった。

「JT? バカじゃねえ」

銀行だって投資信託を勧めてくる。なのに、いざ自分で株を買おうとすると、周囲の反応はこんなものだった。

まあ、気持ちは分からなくもない。世の中が不安になっているときに、わざわざ株を買うのだから。

でも、こっちは別に大勝負をするつもりじゃなかった。

銀行に預けても金利はほとんどつかない。それなら、証券口座にお金を移して、配当をもらえばいい。

目的は、株で大儲けすることじゃない。

将来、年金に上乗せする収入をつくること。

株価が何倍になったかより、配当が入ってくることのほうが大事だった。

安く買って、長く持つ。

そして、配当を受け取る。

株価が上がったからといって、すぐに売るつもりもない。

そもそも、高いときに売るなんて、本当にできるのか。

プロだって難しいんじゃないか。

だったら、最初から売り時を追いかけなければいい。

買ったら放置。配当をもらう。

それが僕の投資だった。

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