第56話 遂に見つける
久々の投稿です!!
グランさん達の捜索が始まってから、3日が経った頃。
未だに手掛かりすら微塵の欠片も無い状況。
日もやはり経ってるからか、僕達もグランさん達の安否に対しても不安が過ってしまう。
しかしながら、今更引き返す訳にも行かないが…
(もしもの時は…形見にしておくか…)
最悪の自体も考えておく事にした、彼のお姉さんに届ける為にも…
「しかし…こんな訳の分からない森で、グランさん達は何をしてたんだ?」
「討伐のクエストでしょうかね?」
「さぁ…ただ、あのお兄さん達が話してたのは、何やら森でのクエストらしいから、間違いはないよ。」
「まぁ…フィオナさんが言うのなら…間違いは無いですね…。」
フィオナさんの話によれば、グランさん達はこの森で達成するクエストを受けてたとの事。
ただ、それが討伐なのかそれとも収集なのかは定かでは無い。
「もしかしたら…騙されてるんじゃないですかグランさん達。」
リオさんが突拍子も無い事を言い始める。
「何を言ってるのリオさん、現にギルドでクエスト受けたんだしさ…」
「ですが、それが本当にギルドが公式で認めた物なのかは分からないですよ、私達はグランさん達が受けた場を見てるわけじゃ無いですからね。」
そう考えると、リオさん言うことにも一理ある。
確かにギルドが公式で認めたクエストなのかは、僕達は実際にその場を見てないから分からない。
しかも、僕達はギルドの関係者にはグランさん達の話を聞いてはいない。
理由としては簡単、ギルド関係者が教えてくれるとは限らないからだ。
だから、僕は聞かなかったのだが…そう考えればリオさんの言う説が有ってもおかしくは無いか…。
「そもそも、ギルドから受けたクエストですかね?」
「ちょっとリオちゃん、何言ってるの?」
「普通に考えれば、ギルドは実力にあったクエストを選ぶはずですからね、実力に見合わないクエストを受注するとは…」
「言われてみれば…」
リオさんは頑なにクエスト自体がおかしい事を話していた。
そんな時だった、話に気を取られて僕は気づかなかったが、いち早く気づいたのは手綱を引いていたザン君だった。
「ん? 殿、あれを見てください。」
「あれ? …って…人?」
ザン君が指を指した先には、何やら人の姿が…
僕はもしやと思い、その人の元へ走ってく事に。
「おーい…あっ!!」
「あ…貴方達は…!?」
「グランさん!!」
大方の予想通り、リュートグランのパーティーだった。
「ちょ…大丈夫ですか皆さん!?」
「ありゃー…こりゃ、酷い怪我だわ…。」
だが、グランさん達は酷い怪我だった。
こんなボロボロの状態なら動くにも動けないのは無理もない。
しかしながら…どうして、こんな状態に…僕は不思議に思った。
「グランさん、大丈夫ですか?」
「えぇ…うぐっ!」
起き上がろうとするグランさんだったが、怪我が思ったよりも重いのか起き上がるのを止めてしまう。
こんな痛々しい場面を見ると、背筋が凍りつく…。
僕らが回復魔法をかけようとしたら。
「ちょっと待っててねー。」
「あ…!!」
何故か、フィオナさんが前に出たのだ。
あまりの事に何故だと思った僕達だったが、それよりかはグランさん達が驚いていたのだ。
どうしてなのかと思ったのも束の間、フィオナさんが回復魔法をかけ始めると、あれだけの酷い怪我が一瞬のうちに見る間も無い感じになったのだ
「…!!」
「ま、これならラクショーだよ。 ささ、お兄さん達目的の人達は見つかったし、早く帰ろうよ。」
「え、うん…。」
あまりの出来事に僕達は、ただ唖然とするしか無かった。
だが、僕は気になっていた事がある。
グランさん達の表情…まるでフィオナさんの事を何か知ってる表情だった。
普通に考えれば、フィオナさんが一体何者なのか…。
ただそれだけの事だろう。
だが、今はそんな事よりも…無事に町へ帰れるかどうかを考えるだけだった。




