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第55話 刺さってた矢の正体

ペースはかなりスローですが、確実に書きます!

グランさん達の捜索をまだ続けている僕達。

だが、夜も近いので僕達は道中でテントを張ってキャンプする事に。

それと同時に夕食の準備もする事にした。

ボクとリオさんが食材の調理、ザン君は木材探し、ラウちゃんは水調達へと向かった。

そして、フィオナさんには見張り番を頼む事にした、まあ見張り番と言っても、ただ待ってるだけだが。


「…ねぇ、あたしも何か手伝える事ないかな?」


「ありがたいですけど、流石にフィオナさんはお客という立場みたいなものですから、ご心配なく。」


「そ…そう? でも、火起こしくらいなら良いでしょ?」


「あ…そう言われたら火起こしの分担忘れてた…。」


僕はここで凡ミス、火起こしの役割を忘れていた。


「だったら丁度良いや、あたしが火起こしするからお兄さん達は食材をお願い。」


「うーん…じゃあ…お願いします…。」


これは止む無し、フィオナさんに火起こしをして貰う事に。

本来なら客人にやって貰うのは失礼に値するが…。

なんやかんやあったものの、夕飯は出来たので良かった。

出来上がった夕飯を食べる僕達。

食べ終わった後は、そのままテントに入って眠ろうとしたが…。

僕はフィオナさんに呼び止められてしまう。


「お兄さん、ちょっと良いかな?」


「どうしたの?」


フィオナさんは僕の手を取って、テントから離れた場所に連れていく。


「フィオナさん、どうしたんですか?」


するとフィオナさん、ザン君に刺さっていた例の矢を僕に見せたのだ。

そしてフィオナさんはその矢についての話をしてきた。


「お兄さん、この矢…実はね呪いがかけられてたの。」


フィオナさんから知った衝撃の事実…ザン君が苦しんだ矢には呪いがかけられてたとの事。

これで謎が解けた、僕が幾ら状態異常の回復魔法をかけても治らなかったのは呪いが原因だったからなのか。

しかもフィオナさんが言うには、その呪いは時間と共に身体が動かなくなると同時に身体が徐々に石化する呪いらしい。

その時間は緩やかであり、石化が始まるには約一月、完全に身体全体が石になるには約二月かかるが、もし石になってしまえば、フィオナさんのスキル【快癒】では治せないとの事らしい…。


「ただ…いたずらにしても…度が過ぎる…。 下手したら命に関わる事だ…悪意ありまくりだ。」


「お兄さんの言う通りこれはモンスターの仕業じゃないよ、本当に悪意のある奴の仕業だよ…。」


正直考えると、こんな事をした奴の正体を見たい物だ…。

僕は滲み出る怒りを何とか抑えこむ。


「ただ、驚いたのがフィオナさん呪いとかに詳しいんですね。」


だが、そんな事よりもフィオナさんが何故、呪いとかに詳しいのかが気になっていた。

流浪の旅芸人と彼女は言ってたが、特殊スキルを持ってる辺りただの旅芸人じゃないのは明らか。

僕は、その正体を知る為に匂わせるような発言で話したが


「んーまあ、あたし色んなとこ旅してるしね。」


と、はぐらかされてしまう、もはやこれ以上は無理と判断し、僕達は話を終えさせてテントに戻る事に。


その日の夜、僕はフィオナさんの正体は何者なのか…その事で頭がいっぱいだった。


(普通に考えればただの旅芸人じゃない事は確か…だが、凄腕の冒険者にしても…武器の練度が低い…一体何者だ?)

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