第53話 女の旅芸人と共に
お久しぶりの投稿です
話がちょこちょこしか進めてないのが痛い所。
最新話どうぞ!!
ザン君の言う通りに行動したが…
だが結果は見ての通り…ろくな情報は得られない…というか、得る事が出来ないのだから。
その旅人というのがそもそも見つからないのだから…。
「どうする? これ以上だとミュラ達を待たせる事になる…もうそろそろ帰る?」
「殿…ですが…。 あっ、あの女性の方に聞くだけでも宜しいかなと。 それでダメでしたら帰りましょう。」
ザン君が指した女性。
その女性に話を聞いて、ダメだったら帰るという事で一応話を聞いてく事にした。
リオさんもラウちゃんも、それに賛成して結果、僕達はその女性の元に。
「すいません、ちょっと宜しいでしょうか?」
「ん? 何?」
僕は女性に声を掛けた。
女性は、金髪にちょっと変わったフリフリの服装を施した格好にサンダルを履いて、手に持っていたのは楽器。
その格好から僕達は彼女は"旅芸人"という事は分かった。
だが良く見ると…楽器には直した跡が有った。
「あの…実は、2日前から出たっきりのパーティーの人達を探していまして。 名前は[リュートグラン]と言うのですが…。」
僕は旅芸人の女性にリュートグランの事を聞いた。
「あぁ、もしかしてお兄さん達、あの人達の知り合い? 知ってるよ、あたし昨日この楽器を直して貰ったからさ。」
何とこの女性、リュートグランのメンバーに持っている楽器を直してもらったとの事。
しかも…昨日!?
「それってどこなのか、教えてくれませんか!?」
僕は女性にその場所を教えて貰うようにお願いした。
「別に良いよ~。 あたしもあの人達にはお礼がしたいし…あたしが案内するよ。」
何と女性自身が案内をするとの事。
「それはありがたいです。 失礼ですが、お名前は何というのでしょうか? ちなみに僕はアルベール・リベルディと申します。」
僕は女性に名前を教えて貰うため、まずは自分の名を名乗った。
それに続くかのように仲間達も。
「私はリオン・ザーランドです。」
「ボクは、ラウネ・ノランロド!」
「私は、ザン・カッハリーと申します。」
女性に名前を名乗った、その雰囲気に自分も名乗らない訳には行かないと思った女性は。
「あー…うん…。 あたしは[フィオナ・ブラムス]。 見た所、旅芸人さ。」
[フィオナ・ブラムス]と名乗った。
「じゃあフィオナさん。 案内お願いできますか?」
「良いよ、あたしで良かったら。」
「それなら宜しくお願いします。」
僕達はフィオナさんの案内で町を出る事にした。
そしてグランさん達を見つける為に…
町を出てからというものの、ミュラ達の事が気掛かりとなってしまう。
「う~ん…ミュラ達今頃どうしてるのかな…。」
「まあ、無断で出てしまったわけですから心配はしてるでしょうね…。」
「ミュラさんなら大丈夫だと思うよ、もしその時はボクも一緒になって謝るからさ!」
ラウちゃんがお気楽な感じで、一緒に謝ってくれると言うものの、そんな軽い感じでやったら余計火に油注ぐんじゃないかと心配になる。
「見た所、お兄さん達他にも仲間がいるみたいだね。」
その話を聞いてたのかフィオナさんが気になったみたいだ。
「まあ、町の宿屋で待機してるんですよ。 他にもエルフのハーフで元勇者パーティー所属の女の子とかもいますからね。」
「へえ~、そりゃスゴい! 何かもっと気になってきちゃったよ、あたし。」
ミュラの事だけじゃなく、マシューの事も話すとさらに僕達に興味を示すフィオナさん。
何かパーティーの一員でも良さそうな雰囲気だ。
「ただ、フィオナさんはどうやってこの町に?」
「ん? どうしたのいきなり?」
リオさんがフィオナさんに質問をしてきた。
「いや、一人で旅してたらモンスターとかと出会して大変な目に遭うのが鉄則なのに…良く無事であの町にこれたなと思いまして…。」
どうやらフィオナさんの実力が気になるみたいだ。
だが、実際に言われてみればそうかも知れない。
その前にグランさん達が大苦戦してたのを僕達は体験してる訳だから。
そう考えたら、彼女が一人でもし[マーラ・ドシタル]に辿り着いてたら彼女は相当な実力者と言える。
「あの…フィオナさん?」
しかし、フィオナさんその質問に対しては直ぐに答えず、リオさんが声をかけても反応が無い。
それどころか、何か考え事をしてる始末…。
「フィオナさーん?」
「ん、ああっ。 何、何?」
と、ここでフィオナさんがようやく反応を示した。
リオさんの二度目の呼び掛けにようやく反応を示す。
「あの私、フィオナさんがあの町までどうやって辿り着いたのかを聞いたのですが…。」
「あ~あたしね。 まあ、心配しないでお兄さん達の足は引っ張らないから。」
「それってどういう意味ですか?」
意味やその真意は分かったが、僕はフィオナさんにその意味をはっきりと知りたかった。
「こう見えて、あたしそれなりにやれるよ。」
自ら自分の実力の高さを示すような発言をする。
「だって、あたし一人で旅芸人やってるし、色んな所回らないと食べていけないんだもん。」
「そう言われると。」
フィオナさんの言った事が答えだろう。
色んな所を回る意味ではモンスターにも遭遇するし、その退治に関してもそれなりに実力が無ければ、ましてや一人でやってるとなれば…納得。
「じゃあ、フィオナさんは問題ないね、ベル様!」
「そうだね。」
ウキウキして満面の笑みを浮かべながら歩くラウちゃん。
とは言っても、一時的な仲間だから…目的を果たした後は寂しくなりそうだ…。




