第51話 辿り着くマーラ・ドシタル
長らく時間を置いてしまい申し訳ありません
最新話どうぞ!!
リュートグランのメンバーと一緒に旅をして1週間が経った頃。
ようやく、町らしきものを発見した。
ミュラがグランさんに聞く、
「ん…グランさん。 あの町がもしかして、[マーラ・ドシタル]という所ですか?」
あの町が目的地の[マーラ・ドシタル]なのかを。
「んー…どうでしょうか…。 私、聞いてきますね。」
グランさんが先行し、町の入り口付近にいる人に話し掛けて行く。
少しばかり話をした後、グランさんが僕達の元に帰って来た。
「どうでしたか?」
「間違いありません、ここが[マーラ・ドシタル]という町です。」
目的の町で間違いなかったようだ、長くも短いような1週間程の旅路だったのか…皆、一安心の表情を浮かべていた。
勿論、僕自身もようやく次の町に辿り着いた事で一安心出来た。
「で…この後」
「どうするって事ですか…?」
「はい。 目的地に着いた後、僕達はどうするかという事です。」
そう、問題はこの後。
僕達は目的地に着いた後、別れるのかどうかを考えていた。
その場で別れるも良かったが、流石にそんな直ぐに別れるのもどうかと思った…。
やむを得ず、グランさんに聞いた僕。
帰って来た答えは…。
「それでしたら、私達も数日位は滞在する予定なので一緒の宿にそれぞれで泊まりましょう。 どうせなら、今日の夜は一緒に食事をしません?」
何と一緒の宿に泊まると言ったのだ、しかも今日の夜一緒に食事をしようと誘いも…。
「構いませんが…まあ、一応僕達も求人を探して働いておく身なので。」
「分かりました。」
グランさんは僕の言いたい事が分かったのか、直ぐに理解したみたいだ。
町に入り、これから泊まる宿を何とか確保した僕達。
そして、いきなり求人探しと行きたい所だが…。
「3人程この宿にいてくれないかな?」
「え、どうしてですか?」
僕はまだ心配が拭えない為、この宿に3人程待機させる提案を出す。
勿論、理由としては…。
「まあ…言葉悪くすれば、グランさん達を疑ってしまうんだけど…一応警戒のつもりで。」
そうメンバーに伝えると、僕の言いたい事が分かったのか複雑そうな顔を浮かべる者もいるが…全員納得してくれたようだ。
「まあ、ベル様の言いたい事は分かるし、それならボクが待機しましょうか。」
宿屋待機に立候補したラウちゃん。
「それは有り難いけど…。 良いのかい?」
ありがたいにはありがたいけど、大丈夫なのか…正直、心配な所もある。
「ベル様のお役に立てるなら、どんな仕事でもやります!」
僕の心配とは引き替えに、目を輝かせながらそう言うラウちゃん。
こりゃ、何を言っても変わらないな。
「分かった、じゃあお願いするよ。」
「分かりました!」
「後…残る2人は…。」
「それでしたら、私とマーシュアさんがやりましょうか? ラウネさんは女性ですし、どうせなら女性でまとめた方が宜しいかと。」
またも立候補でリオさんが出てきた。
しかも推薦でマシューまで挙げ、待機するのを女性でまとめる事にしたのだ。
「その方が良いですね。」
推薦されたマシューもその気のようだ。
これで宿屋に待機する3人が決まった。
後は残った男性陣3人でバイトをして資金を稼ぐことにし、宿を出る事にした。
宿を出た後は…それぞれ個別行動となり、自ら選んで働く事にする。
僕が今日選んだバイトは…
「はーい、止まってください! 今から積み荷の確認をします!」
輸送関係のバイトだ。
厳密に言うと、馬車で運ばれてくる積み荷の中に怪しい物が入ってないかを確認する仕事だ。
今止めた馬車は日用雑貨を輸送してるという商人グループの馬車だ、それが4台。
だが、僕のような臨時のバイトみたいな立場はこう言った確認の仕事には入らない。
それを行うのは、この仕事を本格的にやってる人達、いわば先輩方の役割だ。
主に僕のようなバイトがやる仕事は、馬車等を止めるもしくは…
「おーい、兄ちゃん。 コイツらを見張っといてくれー。」
「分かりました!」
対象となる人物が逃げないように見張ると言った感じだ。
今、先輩方が荷物の確認を行っている…。
何か怪しいものが有れば、その場で申告して公表。
同時に自警団に引き渡し、もしくは町への立ち入りを禁ずる、つまりお帰り頂くという事になる。
そして、先輩方が全ての荷物を確認した後。
「よーし、通ってよし!!」
何も異常は無かった為、商人の人達を通すことにした。
一見簡単そうだが、中には身分を隠してる実力者もいたり、それを用心棒として雇ってる連中もいる。
そう言った連中が違法な物を持ち込み及び町の中に入れてしまうと、大騒ぎになりかねない。
その上で、この検査してる先輩方が例え束になって掛かっても勝てない可能性だってある。
つまり僕が見張り役に選ばれて任命されたのは、そういった理由からだ。
ここの仕事をしてる人達も実力はそこそこあるが、本場で戦っている冒険者と比べたら劣ってしまうのは確実。
この日は最後まで怪しい連中はおらず、僕は報酬の15000ロドを貰って帰る事に。
宿に戻ると、皆集まってワイワイ騒いでいた為、どうやら僕が最後に到着した模様。
僕も話に参加するとグランさん達の話になった。
リオさんが掴んだ情報では
「ふーん、じゃあグランさん達はクエストを受けたんだ。」
「はい、ですから…宿に帰ってきた時はヘトヘトになってたのか…今はぐっすりと寝ています。」
「何か申し訳無いね、疑ってたのがバカみたいな感じだよ。」
グランさん達はクエストの疲労からか、宿でぐっすりと寝てしまってるようだ。
僕らも、ある程度話をした後は明日に備えて寝る事にした。
明日はどんなバイトをするのか…考えておかないと…。
3ヶ月ぶりの為か…どんなストーリーなのかを忘れてしまうアホな作者…それでも見てくれる人の為に書くのが仕事です…!
これからも応援していただければありがたいです!!




