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第48話 出会ったパーティー

新年明けて一発目の投稿です。

大分遅くなりましたが…。

ようやく話が再開されましたので、どうぞ!

ライベリットを旅立ってから4日目の朝、僕達は未だに次の目的地が分からない道を歩き続けていく。

今日の分担は、手綱がマシュー、僕とリオさんは馬車の中で待機。

残りのミュラ、ラウちゃん、ザン君は歩きとなった。

その間にも、モンスターに襲われたりの出来事は何度か有ったがその度に6人で協力し撃退してった。

まあ、いずれのモンスターもそこまで強くなかったから苦労はしなかったけど、やはりそれでも6人での戦闘だからか4人の時よりも楽に戦えるようになった。

しかし、これだけ歩いても町は見えないどころか…人にすらも会っていない、出会うのはモンスターばかり、極力戦闘は避けてるがやむを得ない場合はどうしても戦う。


「歩くのも苦痛だな…。 やっぱ久し振りに外に出るからかな?」


「まあ一月も相当な時間ですからね、身体の感覚がやっぱりおかしくなってます。」


リオさんの言う通り、一月も旅をしていないと感覚がおかしい。

実際にラウちゃんとザン君を除く、ライベリットに辿り着いた時の4人が久し振りに歩く感覚に対して苦戦した所。

旅をするのも苦労だけど、久し振りに旅をする方が苦労が大きい。

旅の感覚を掴むので今は精一杯だからね。


「今…六の月ですからね。 ライベリットに辿り着いた時は五の月でしたから…。」


「まあ、気候も多少は変化してますからね。 感覚が掴めないのも無理は無いですよ。」


やはりライベリットで一月過ごすのは間違いだったのかも知れない。

こうなれば、もっと早く出るべきだったのかも知れないが…今となってはもう遅い。


「ん? 誰かモンスターと戦ってますね…?」


「本当かい?」


「ええ、あっ、しかもパーティーだ…。」


手綱を引くマシューが遠くでモンスターと戦ってる人もといパーティーを発見したみたいだ。

馬車の中にいる僕達はその状況が分からないが…更にマシューにどんな状況かを確認してもらう。


「ああっ、ちょっと苦戦してる様です!」


マシュー曰く、パーティー側がちょっと苦戦してる模様だとの事!


「何だって…それだったら、今すぐ救援に行かないと!!」


「ええ、そうしましょう!!」


僕とリオさんは武器を手に取り急いで馬車から降りてそのパーティーの元へと向かう。

さらに、ラウちゃんとザン君を連れて4人で、ミュラとマシューにはそこで待機しててという指示を送り、向かった。

今回僕が手にした武器は"槍"だ。


「せえやぁぁぁぁぁぁ!!」


僕は大きな掛け声と共に槍をぶんまわし、敵を幾らか一掃する。

どうやらこのパーティーが苦戦してたモンスターは"ゴートナイト"という獣人型と、"キラージャッカル"という凶暴な獣のモンスターと戦ってた模様。

しかし、このモンスターはそこまでの強さでは無いが…やはり経験が少ないからなのか…それとも不意をつかれたからなのか…?

何れにしろ何かしらの理由があって苦戦してた事は間違いない。


「あ…あんた達は…?」


「あ、通りすがりのパーティーです。 苦戦してる皆さんを助けに来ました!」


「えっ…良いのかい?」


「ガルルル…」


「早くどこか安全な所に!!」


キラージャッカルが僕達に飛びかかろうとする寸前、僕はそのパーティーの人達を安全な所に隠れる様にお願いする、そして彼等が安全な所に隠れると一匹のキラージャッカルは僕達に飛びかかってきた。


「せやぁぁぁっ!」


ズバッ!


飛びかかってきたキラージャッカルはリオさんに飛びかかってきたが、リオさんはそれを見事にカウンターでお返しした。

斬られたキラージャッカルは血飛沫をあげて倒れる。


「ボクも負けてられない!」


ラウちゃんもリオさんに負けじと、装備してる二丁の短銃で一体のゴートナイトを蜂の巣にしていく。

しかし、ゴートナイトも盾を使って弾丸をしのいでくが…足元を撃ったりとガードできない所を撃って膝をつかせる。


「ザン君、今だよ!」


「はい!」


ハルバードを装備したザン君が最後、ゴートナイトの胸をハルバードで貫いてふっと飛ばしてく。


僕も群れで襲ってるキラージャッカルを蹴散らしてく、すると一体のキラージャッカルが雄叫びを上げて仲間を呼ぼうとしてるのだ…。

そうか…このパーティーが苦戦してた理由が分かった、このキラージャッカルが仲間を呼んでいくから次々と戦いが長く続いてしまうわけか!!

冷静になって辺りを見ると、倒されたキラージャッカルがそこら中にいる…。

だが不思議だ…キラージャッカルにはそんな習性は無かったと思うが…?

今はそれよりも、この状況を打開しないと!!


「皆、僕がゴートナイトを相手するから、皆はキラージャッカルを倒して!」


パーティーメンバーにその指示を送り、僕はゴートナイトを倒す事だけに集中する。

後の3人は僕の指示通りにキラージャッカルを次々に倒していく。


「せぇやっ!」


ゴートナイトに攻撃を繰り出し、ゴートナイトにダメージを与えていく、最後は渾身の一撃を与えてゴートナイトを倒した。

リオさん達も、同時にキラージャッカル達を全部倒した為、これで一応安全を確保する事が出来た。


「もう大丈夫ですよ。」


僕はパーティーの人達に安全を伝えると、安堵の表情で全員やってくる。


「本当に大丈夫かい…?」


「えぇ、安心してください。」


そのパーティーのメンバーは全部で4人の模様。

男性3人、女性1人の構成。


「良かった…。」


安堵の表情を見せたのはリーダーらしき男性。


「でも、皆さん強いんですね。 ランクとかは…どのランクだろう…?」


魔法使いの男性メンバーから僕達がどのランクの冒険者なのか気になるみたいだ。

だけど、僕達は冒険者として登録してないからな…ランクも何も無い…。


「僕達、フリーなんです。 だからランクも何も無いんです。」


僕は正直に答えると、全員が驚く。

すると、リーダーの男性がこんな事を言ってきた。


「いやいや、あり得ないですよ! フリー!? 私達はD級パーティーですけども…それよりも遥かに強かったですよ! CとかBとかのランクじゃないんですか?」


どうやら彼等のパーティーはD級みたいだ。

しかも彼等は僕達の実力をそれ以上だと語ったのだ。

そんな時、馬車組の2人も僕達と合流。

パーティーリーダーの男性は警戒心を強めていたが、僕が仲間だと伝えると直ぐに警戒心を緩めてくれた。


「え、皆さん。 もしかして6人でパーティーを?」


「まあ…そうなりますね。」


意外や意外、こちらの方でも話は弾んでいた。

方向線がずれていく中、僕は切り出してこのD級のパーティーの人達と自己紹介をする事に。

ちなみにですが冒険者のパーティーランクは

G級からS級(それ以上も有り)のランクが有ります。

ランクアップの条件は様々ですが、2ランクアップ以上の飛び級制度も有ります。


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