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第36話 酒場バジーニ潜入

プロフィール モブキャラ紹介


名前 タイラー・リュブオン

職業 貿易商会長


年齢 48歳

身長 177cm

体重 64kg

誕生日 5月16日


冒険者時代 14歳~31歳 最高Sランク

冒険者累計報酬 4億3300万ロド

クエスト達成数 523回


14歳の時に幼馴染達とパーティーを組んで冒険者の道へと行った元冒険者。

現在は引退し、稼いだお金で貿易商兼資産家として「ライべリット」で生活。

前妻との息子や娘、冒険者時代のパーティーメンバーだった現在の妻マーベルとその間に産まれた娘と息子の6人で暮らしてる。

冒険者時代、所持スキルの最高レベルは槍スキルの8。

「しかし、お前さんの家族の件を解決させるとは…大したパーティーじゃねえか。」


「ああ、しかもフリーで活動しているってパーティーなんだ。」


今、タイラーさんと話してるのは彼の元パーティーメンバー、名前は[バロリック・ギザラス]さん。

今は、街内にある道具屋の店主さん。


「なかなかなパーティーじゃねぇか!! 俺ぁ気に入ったぞ!」


バロリックさんが僕達の事に興味津々みたい。


「それよりも、タイ。」


[タイ]と言うのは、バロリックさんがタイラーさんの事を呼ぶ時の愛称。

ちなみに、タイラーさんはバロリックさんの事を[バロ]と呼ぶみたい、お互いの呼び名から仲の良さが良く分かる。


「あのバジーニに…ラウネ嬢が通ってるのは本当か?」


「あぁ、そこのエルフ耳の彼女が掴んだ情報みたいだ…。」


実はバロリックさんも、ラウネさんとは知り合いの模様で、何度か自身の道具屋で買い物をしてきて知り合いの関係になったみたい。

流石にバロリックさんでも衝撃が走る事のようだ。


「しかし、信じられん話だが…。 ただ、兄ちゃん達。」


「はい。」


「バジーニの実態…覚悟はしとけよ…。」


ここでバロリックさんから忠告が入る。

もう…この言葉でバジーニの実態は確定した事だろう…。


そして…ついに辿り着いた酒場[バジーニ]…。


「いいか、セイラスの皆。 俺達から離れるなよ…。」


ここまで強く忠告するという事、それがこのエリアの危険度を示してる事なんだろう。


ギィ…。


遂に僕達はバジーニの中に潜入する。

中は意外や意外、一見すれば少し汚い食堂みたいな雰囲気って感じだった。

だが、まだ昼間にも関わらず…お酒を飲む客が何人もいる…。

中には…相当飲んで酔いつぶれてテーブルにふて寝するのもいる。

すると、バロリックさんはカウンターの席に座りこみ。


「いらっしゃい…何にする?」


「あぁ…。兄ちゃん達何にする?」


と言った後にバロリックさんは、何やらカードのような物を服から出して、店主に見せる。

それを見た店主は、ランタンをバロリックさんに渡して、右にある不思議な扉を指差す。


「よし…そんじゃ…。」


「ちょっと待ちなよ、バロちゃん。」


バロリックさんが行こうとしたら、店主が引き止めてきた。


「そっちの兄ちゃん達もお前さんの客かい?」


何と店主は僕達の事をバロリックさんに聞いてきた。

これはマズいと思ったが…。


「あぁ、こいつは俺の知り合いで。 この兄ちゃん達は店に新しく雇った従業員の連中さ。 何、心配要らねえよ。」


「本当かい?」


「あ、はい、そうです。」


パーティーを代表して僕がそう言う。

バロリックさんは、とっさの判断で僕達を店で働き始めた新人という事にして、敢えて自分の関係者と言う事を店主に伝えた。

店主は、少し表情を曇らせたが、何も問題ないと判断したのか「分かった」との一言でその場は終わった。


そして、何事も無く僕達はバロリックさんの後をついていき、店主が指差した扉の向こう側へと行く。


バタン


「ふぅー…アブねぇ…。」


「ありがとうございます、バロリックさん。 おかげで助かりました。」


「なぁに、心配要らねえよ。」


「ただ、この先って一体…何があるんですか? 先は暗いんですけども…。」


ミュラの言う様に…扉の向こうに入るなり、中は真っ暗でランタンの光が無いと見えないくらいの暗さだった。

まるで洞窟みたいな所だ…。


「しかし…お前、何でまた…。」


「まあ、ついてきな。」


タイラーさんが聞こうとするも、バロリックさんは明確な答えを言わずに先に行ってしまう。

考えても拉致があかないので、僕達はバロリックさんについてく事に。

どうせ…辿り着いた先にはその答えが分かるのだから。


ザッ…ヒュー…


バロリックさんの跡をついていく事、数分…。


「あっ…あれ? 何か、扉…?」


マシューが何かに気づく、何と辿り着いた先にあったのは扉だ。

するとバロリックさん、扉の前に立つと僕達に対してこんな事を伝え始めた。


「ここから先は本当に見るのが辛くなるぞ、気を付けてくれ。」


いつに無く厳しい表情で僕達に最後の忠告をする。


「じゃあ…行くぞ…。」


バロリックさんは扉のドアに手を掛けて、扉を開ける。


ギィ…


「…ん…なっ…これは!?」


「嘘だと思いたかった…。」


僕とマシューは信じられなかった…

それはタイラーさんも同様だった…


「ただの噂かと思ったが…!!」


その扉の向こうは…さっきの言葉通り…最後の忠告通りの状況だった。

大きめの鉄格子らしき物に…首に枷をつけられた人やら何やらが…沢山いた…。

しかも…よく見ると枷に番号が彫られており、その近くには金額らしき物が書かれたでかい表があった。


金額は、番号の後に15万ロドや20万とかの、10万以上の値が懸けられてる。


「…バロリックさん…ここが…。」


「あぁ、そうだ。 ここが、[奴隷の売買所]だ。」


「…。」


僕達は見ては行けない物を本当に見てしまったみたいだ…。

まさか…[奴隷の売買]が行われてたなんて…!!

プロフィール モブキャラ紹介 その2


名前 バロリック・ギザラス

職業 道具屋店主


年齢 48歳

身長 174cm

体重 60kg

誕生日 6月20日


タイラーの幼馴染で、元冒険者、パーティーメンバー。

冒険者時代は得意の斧スキルを駆使してタイラーを支えてきた。

現在は引退し、道具屋の店主としてタイラー同様に「ライべリット」で生活している。

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