第10話 リオンが追放された原因
長らくお待たせしました。
最新話です。
まさかの正体…だとするとあの噂も本当なのか…
そしたら、彼女は口を開いてその原因を自らの意思で僕達に伝え始めた。
「私が王室を追われたよりも…そもそも私みたいな立場の人間がなぜ王室に入れたのかが問題なんです。」
「え? どういう事ですか?」
「実は私、元々は王家の人間でも何でも無いんです。」
「…は?」
「えと…え?」
彼女の言ってる事が理解できなかった。
王女様なのに何故、王家の人間じゃないって…明らかに矛盾してる様な…。
「厳密に言えば、最初から王家出身じゃ無かったんです。」
「あーつまり、元々身分が低い立場の出身だったという事でしょうか?」
「はい。 私…母親は普通の薬屋だったんですが…。」
リオンさんはその経緯を話してくれた。
彼女の母親は王国内で営んでいた薬屋の娘では有ったが、10年程前に突然王家の人間からリオンさんが国王の隠し子で有る事が発覚。
実は、彼女の母親は18年程前に病気に苦しんだ当時の王子、後の国王を治療したとの事。
それが切っ掛けとなり両者は良好な関係を作り、そして両者の間に産まれた子供がリオンさんだったという。
そしてその時を境に彼女は、王家の人間になりザリマン王国の第一王女として過ごす事になった。
しかも彼女には剣に対する天性の才能まで有ったのだ。
それも有ってか、王国内では彼女の人気は高かった。
しかし…
「4年程前です…父が…国王様が亡くなってしまったのです…。」
4年程前に彼女の父親である国王が突然の病で亡くなったとの事。
その結果、後継者は誰になるかとの話し合いが急遽行われる。
そして彼女には腹違いの妹と弟がいた。
妹の[カルメール・ザーランド]と弟の[サイラス・ザーランド]
この二人は、彼女と違い母親は王室関係者の出身の為、身分も何もかも彼女とは違う為…その結果、王室での重臣に半ば強引に彼女は追放され、王国内を出ていくしか無かった。
「そうだったんですか…。 でも、その腹違いの妹や弟はどう思っていたのか…?」
僕は彼女の妹や弟が彼女の事をどう思ったのかを聞く。
「さあ…私の追放に関しては…重臣達が決めた事なので…あの二人がどう思ってたのかは分からないです…。 王室にいた時は、一緒に遊んだりして仲良くしてましたけど…内心でどう思ってたのかは…。」
「それを知る間もなく追い出されたという事ですか…。」
「はい…。」
しかしながら僕は気になる事がもう1つある…。
それが…彼女の剣の実力だ。
「あの…リオンさん。 貴女、剣の実力がスゴいと言ってましたが、スキルはどのレベルの位置なんですか?」
僕は彼女のスキルレベルを聞く。
「私…そうですね…レベルは8ですね…。」
「8…。」
「8ですか…。」
何と彼女のスキルレベルは8…!!
こりゃ、ちょっと才能がある程のレベルじゃないや…。
熟練した戦士でも精々、レベルが6か7いけば良い方なのに…彼女程の年齢で8とは…。
「えー…こんな私ですけど…宜しくお願いできたらありがたいです。」
しかしながら彼女は僕達にかしこまっているが…
僕達は内心…スゴい人を仲間にしてしまったなと…ビックリしてる…。




