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一日一善を繰り返していたら人生が変わった件 〜現代日本に赤ちゃんとして生まれ変わったら、善い行いをするとスキルが獲得できるようになった〜  作者: 黒飛清兎
小学生編

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45/83

45話 映像記憶


——————————

 

紅月 一(あかつき はじめ)

 身体:91

 知能:187

 精神:121

 魅力:206

 運 :129

 

【スキル】

《好感度補正LV83》《視力LV113》《聴力LV133》

《身体LV41》《癒しLV142》《夜目LV115》

《魅力LV71》《器用LV85》《演技LV145》

《観察LV76》《記憶LV186》《運動神経LV66》

《反射神経LV83》《回復LV24》《声術LV55》

《創造LV86》《描画LV116》《知能LV78》

《言語術LV83》《算術LV100》《学習LV92》

《集中LV95》《精神LV49》《隠密LV79》

《水泳術LV365》《運LV9》《登攀LV37》

 

——————————


 今の俺のステータスはこんな感じになっている。

 方針転換をする前までは《創造》や《描画》などのスキルレベルを上げており、その後はプログラミングに必要そうなスキルのレベルを上げた。

 そして、その間まで特に何も無い日などは《水泳術》のレベルをあげるようにしていた。

 先日の水泳の授業でわかったレベルがある程度まで高まると別の能力が発現するという現象。これが判明したことにより、俺はこれを検証するために、どのスキルをあげれば良いかで悩んでいた。


 単純に1番レベルの高いものを選ぶとすれば《記憶》《癒し》《聴力》等が候補に上がる。

 《癒し》などはレベルが上がりすぎるため候補から外すとすれば残りは2つ。

 悩みに悩んだ結果、その中でもプログラミングに必要そうな《記憶》のレベルを上げていくべきだと判断した。

 もちろん毎日《記憶》のレベルを確実にあげられるという訳では無いためピッタリと上げ続けられた訳では無いが、それでも他に優先したいスキルが出なかった日は可能な限り《記憶》を選ぶようにした。


 それからはどの節目で特殊な能力が手に入るのか検証するため、毎日の行動に何かを記憶するという事が追加された。

 《水泳術》の際はレベルがかなりの高さまで上昇した段階で気が付いたが、もしかしたらそれまでのレベルで既にその特殊能力を獲得できていたのかもしれないからな。


 そうして暫く経ちちょうど2年生が終わる頃、《記憶》のレベルが365になった。

 結局、そこまで到達するまで特に何か変わったこともなく、じわじわと記憶能力が高まっていっていただけだった。

 しかし、レベルが365まで上昇すると、とある変化があった。


「……あー、これってあれか、映(・)像(・)記(・)憶(・)ってやつか」


 レベルが365に上がったこともあり、今まで以上に詳しく検証しようとしていると、明らかな違和感を感じた。

 そう、覚えようとしていた内容が頭の中で鮮明な映像として記憶されていたのだ。

 これは、記憶能力があがったことによりそう思い出せるようになったのとは違い、本当に映像が浮かぶようになっているという事だ。


「あれ、これってもしかして……」


 俺はある事を思い出し、急いでプログラミングの本を取り出し、数秒ページを見続け、すぐに次のページを見るという作業を数分間繰り返した。

 そして、その後本を閉じ、布団の上で胡座を書いて目を瞑った。


「……読める、読めるぞ!」


 俺は興奮気味にそう叫んだ。

 この映像記憶の能力、最初のうちはあまりパッとしない能力だと考えていた。

 使える能力ではあるものの、水中呼吸ができるようになった時のように、それまでスキルから逸脱した性能のものではなく、元のスキルの状態でもある程度再現できる能力だと感じたからだ。

 しかし、先程の検証の結果、その考えは180度変わった。

 俺はもう一度本を開き、記憶が本当にあっているのかどうか確かめる。


「あってる……あってる……全部あってる!」


 ここまで来るともう笑いが止まらなかった。

 この能力があれば、俺は1度読んだ本ならいつでもどこでも読めるということなのだ。

 しかも、最初に読む時間もほんの数分でいい、数分で全てのページに目を通せば、それ以降読み放題になるのだ。


 小学生の俺は自由なように見えて実はかなりタイトなスケジュールを送っている。

 俺がお母さんの手伝いを率先して行ったり友人との付き合いを大事にしているからという理由もあるが、事実としてゆっくりと本を読み込む時間というのは少ない。

 大量の読むのに時間がかかる本を何冊も抱えているのにも関わらずだ。

 そうなると、スキルを沢山持っていたとしても、その進捗は遅々としたものになってしまうのは明白だろう。


 しかし、この能力があれば話は変わってくる。

 日々の空き時間で本を持ち出すことの出来ない時間で読み進めたり、授業を流し聞きしながら読み進めることだってできる。

 つまり、本を読む効率が爆発的に上昇するということだ。


「……これ、思ってたよりずっと便利だな」

 

 俺は改めて《記憶》を選んだ判断が正しかったと実感した。

 これなら今まで時間が足りず後回しにしていた勉強も、一気に進めることができる。

 パソコンを手に入れるまでに、できる限り知識を蓄えておこう。

 そう考えながら、俺は再び次の本へと手を伸ばした。 

 

なんか拡声器強くね?

https://ncode.syosetu.com/n7879mt/


 新作書いてます!

 異世界バトルものです、もし良ければこちらも見てくれれば嬉しいです!

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