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一日一善を繰り返していたら人生が変わった件 〜現代日本に赤ちゃんとして生まれ変わったら、善い行いをするとスキルが獲得できるようになった〜  作者: 黒飛清兎
乳幼児編

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21話 ステータス




 さて、小学校に入る前に一旦ステータスの確認を行っておこう。


——————————


 紅月 一(あかつき はじめ)


 身体:82

 知能:150

 精神:104

 魅力:206

 運 :129


【スキル】

《好感度補正LV83》《視力LV113》《聴力LV133》

《身体LV37》《癒しLV142》《夜目LV105》

《魅力LV71》《器用LV75》《演技LV135》

《観察LV66》《記憶LV111》《運動神経LV62》

《反射神経LV81》《回復LV24》《声術LV53》

《創造LV71》《描画LV86》《知能LV53》

《言語術LV63》《算術LV80》《学習LV52》

《集中LV60》《精神LV39》《隠密LV71》

《水泳術LV249》《運LV9》《登攀LV35》


 —————————— 



 今の俺のステータスはこんな感じだ。 

 赤ちゃんの頃からそうだが、俺は出来るだけ日常生活に影響しそうなスキルは出来る限り取らないようにしてきた。

 その筆頭が《身体》だ。

 このスキルはあまりに上げすぎてしまうとおそらく人知を超えた身体能力が手に入ってしまう。

 ある程度の歳を取れば少し高い程度なら何も問題は無いが、赤ちゃんや幼稚園児がとんでもない怪力を持っているとすると明らかにおかしいので、取らないようにしていた。

 

 しかし、幼稚園に入ってからはそれに準ずる程にあげない方が良いと感じられるスキルがあった。

 それは、《魅力》と《好感度補正》だ。

 正直この2つはあげても問題は無いと思っていた。別にどれだけ可愛くてもおかしいってことは無いし、好感度が高くなるのは好ましいことだ。

 しかし、ひめの1件もあり、好かれすぎるというのも少し危ういことなのだと実感した。

 ひめはその中でも飛び抜けて俺の事を気に入っていたが、明らかに他の子園児たちからも俺は気に入られており、そのせいで喧嘩が起こるなんて事もあった。

 だからこそ、この2つのステータスは制御が効かない分、《身体》のステータスよりもあげない方が良いものであることは間違いがないだろう。


 逆にあげても構わないだろうというスキルも存在する。それは見たらわかる通り、明らかにレベルが高いスキル《水泳術》だ。

 このスキルは赤ちゃんの頃にお風呂に入ってる時に手に入ったもので、名前の通り水泳に使用する能力が向上するものだ。

 なぜ俺がこのスキルをあげているかと言うと、今の所水泳をする事が無いからだ。

 幼稚園でも水泳の授業はあるが、それでも殆どが水に慣れるためにちょっとプールに入る程度。

 しかも、その時に泳ぐ速度をセーブできるか試してみたのだが《演技》のレベルもしっかりとあげているからか、普通の子供程度の水泳力を演出することが出来た。

 なので、色んなスキルの検証が終わらないうちにはとりあえず《水泳術》のレベルをあげておいたのだ。


 少し勿体ない気もするが、何も検証しないまま様々なスキルを獲得し、明らかにおかしな動きをしてしまうよりかはマシだ。

 《魅力》や《好感度補正》の前例もあるのだから慎重にいきたい。


 それ以外のスキルについても少しずつ見計らいながらレベルを上げているが、その中でも少し話しておきたいものがある。

 ほとんどのスキルは名前の通りの効果なのだが、明らかに大層な感じの名前があるのに気付いただろうか。

 そう、《創造》だ。ぶっちゃけこのスキルを手に入れた時は神にでもなれるのかと一瞬思ったが、どうやらこのスキル、ものを作ることについての影響があるスキルのようだ。

 工作、芸術、果てには泥団子を作ったりするなど、かなり色々な方面で力を発揮するスキルではあるが、少し名前負けしている感じはする。

 だが、間違いなく使える上にそこまで生活への影響も無さそうなので、これからもこのスキルは伸ばしていきたい。


 さて、最後にレベルの低いスキルについてだ。

 《身体》については先程述べた通りで、《登攀》については単純に入手したのが後の方だったためレベルをあげていない。

 問題は《回復》と《運》だ。

 まず《回復》に関して、これはおそらくは怪我、スタミナ、精神などのあらゆるものの回復を促進するというぶっ壊れスキルだ。

 前世でも確実に聞いたことは無い。

 これは今現在ではレベルが低いためいいものの、高レベルになった場合かなり危ういスキルであることは間違いがない。

 切り傷が一瞬で治ったりでもすれば即アウトだ。

 今の所、レベルが上がったタイミングは完全にわかっている訳では無いが、おそらくは少し怪我をしてしまった時にお母さんに心配かけないように自分で手当した時などに獲得したのだと思う。

 これに関しては要注意だ。


 次に《運》に関してだが、これに関しては本当にどうやってレベルが上がっているのかさっぱりわからない。

 気づいたらレベルがあがっているという感じだ。

 元々ステータスの運もかなりふんわりしたことしか分かっていないものなので、これについては今後も様子を見るしかないだろう。


 まあ、こうして改めて見てみると随分と色々なスキルが増えたものだ。

 赤ちゃんだった頃と比べれば、出来ることも比べ物にならないほど増えている。

 そして、もうすぐ小学校生活が始まる。

 勉強に体育、新しい友達。

 幼稚園とは違い、出来ることも一気に増えるだろう。

 そこでどんなスキルが手に入り、どんなことが起こるのか。

 少し不安もあるが、それ以上に……今は純粋に楽しみだった。


 乳幼児編はこれにて終わりです!

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