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七色人生ゲーム  作者: みどり
居候始まる
8/33

これ,虐待なんだって。

「なんで坂田のおばさんに家のことペチャクチャ話したんだ!」

おばちゃんが私に怒鳴る。坂田のおばさんとは美容室のおばさんのことだ。

「は?全部本当の事だし。」

「口答えするな!」

こんなやりとりは日常茶飯事になっていた。

話した内容は兄妹喧嘩すると理由問わずに私のせいにされること,泣くまで怒鳴られ続けること,兄が意地悪なことだ。兄は本当に変わってしまった。

「俺,テスト表も裏も満点。みどりは90点しか取れないんだな。バーカ(笑)」

「お前運動神経悪いな(笑)」

兄が私にこんなことを言っている姿を母は想像できたのだろうか,兄は私に短所ばかり言って馬鹿にした。おばちゃんも兄に便乗する。これが日常的になっていた。おばちゃんと兄はグルだと思う。兄妹喧嘩をする,兄がおばちゃんに言いつける,「みどりー!ちょっと来て。」と呼び出す,私が来る,「そこに座りなさい。」とおばちゃんが言う,そして説教の始まりだ。最後は決まって私が泣き兄が笑う。

「次同じ事したら半殺しにしてやる。立てないようにしてやる。」

兄が言ったのかおばちゃんが言ったのかは覚えていない。この家にいたら私は殺されるのではないかと思った。父は週末に会いに来てくれ,その毎に「実家に帰りたい。」と訴えるが「駄目だよ。」と言われてしまう。他に行く当てのある親戚はいない。母方の親戚となぜか連絡できない。辛い。幸いにも学校が私の居場所となった。しかし誰にどうこの事を言ったらいいか分からず仕舞いだった。

私はすっかり兄とおばちゃんが大嫌いになっていた。この一連の出来事は今では心理的虐待にあてはまるらしい。


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