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異世界転移の休憩室  作者: 津島 誠
自分だけがふざけた世界
2/5

1-1 もう無理じゃね?

高校生活に慣れないもので全然書けてませんでした。課題が多くて多くて…。これからは週に1回、少ない文章量でも投稿しようと思います。

「は?」


扉を開くと突如広がる知らない世界。雲ひとつない澄んだ青空。青空の下、辺り一面には色とりどりの花が咲き誇っている。思いがけない絶景に、俺は思わず足を踏み出す。振り返ると自分が入っていたのはよく花火大会などで見かける設置型トイレであることがわかった。そして今いるのは丘の頂上で、ふもとには街が広がっていた。うん?何やら視線を感じる。気づいて見れば自分とトイレを柵が取り囲んでいて、動物園のような構図で何人もの人がこちらを見ていた。


「………」


皆唖然としてこちらを見ている…。


「…えっと、これはどういう状態で…?」

「……えれ」

「はい?」

「帰れ!」

「あたしたちの平和を奪わないで!」

「お前が来ることなんて誰も望んで無いんだよ!」


観衆が次々と怒声を上げ始める。その手に持つのは花、石、ナイフ…?あ、投げたら危ないって……。


**********************


「ハァ…、ハァ…」


気づけば街のはずれの路地裏にまで逃げて来ていた。突然刃物を投げつけられたときは生きた心地がせず、命からがら走ってきたのだ。


フゥー、あっぶねー。ここまで来れば撒けただろ。まさかナイフまで投げつけられるなんて。確かに文化財みたいな扱い受けてるトイレから出てきた俺は不審者だが…、ハァ…。そもそもなんであんなとこでトイレなんかが見せ物になってんだよ…


ぶつぶつ文句を言いながら腰を下ろす。ここは人気がなく、日当たりが悪い。隠れるには格好の場所だ。一気に緊張感から解放された。乱れた呼吸を整え、自分を落ち着かせる。そして今自分が置かれている状況を冷静に捉え……。


「なんで俺異世界に来ちゃってるのーーー!?」


思わず大声を上げたのだった。


え、俺学校行こうとしてただけだよね?いつも通り朝起きて、飯食って、トイレ行って、異世界行ってた…、っておかしいだろ!でさらに異世界の神聖なトイレから出て来て、観光客っぽい方々に殺されかけて路地裏まで逃走?スケジュールハード過ぎない?通学電車の方がマシなんだけど…。そもそもなんで異世界に来てるんだ?異世界召喚だったら召喚者にナイフ投げられるわけないし…。そもそもここはどんな世界なんだ?建物の作りから見るに、よくあるファンタジー世界そっくりだが。俺はこの世界で何をすれば…。


積み重なる問題、疑問の数々。想定外すぎる状況に脳がオーバーヒート寸前である。


落ち着け…、考えろ…、今の自分が出来ることを…。ええと、今の持ち物は…


・パンツ

・パジャマ

・用を足してまだ洗っていない汚い手

→効果:近いた潔癖症の敵を不快にさせ、怒らせる


「これこそ真のクソゲーだろ…」


自分の装備を想像し、現実を突きつけられた。


トイレの一寸先は闇である。


今、自分がすべきことは…


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