異世界召喚! 領主生活開始150日目 人口急増して村の仕組みが追い付きません
その後も難民の流入が続く。なぜか村を襲う魔物も増えてきた。こんなことはいままでなかったそうだ。
村の食料は獣人たちが魔物を倒してくれているので一応の改善をみている。今んとこすべての魔獣を撃退できている。大体食えるやつが多い。
魔獣も迷惑半分有難み半分といったところだ。食える魔獣は恒例原始共産パーリー。
難民は、ンゴバさん ニコアさん サラばあさんが面接して一時滞在認めるかどうか決める。
んでこの前に考えた領民契約を結ぶ。あくまでも一時滞在だがその間は領民扱いということにして掟は守ってもらう。
なんかの板に書こうと思ったが、この世界、この村では製材技術が無い。樽が置いてあったからこの世界では少なくとも水漏れしない程度の樽を作れる製材技術はあるが、この村にはその技術は無い。板が無いことに気が付いた。板があるってすごいことなんだな。
色々考えたあげく、石に俺の水流で刻みこんだ。製材技術が無いのに石碑ができる。
領民契約
1.領主に暴力と盗みは禁止。
2.可能な限り領主に協力し、自分たちが安全な範囲で可能なら領主を守る。
3.村人間の暴力と盗みも禁止。
4.収穫の3割を税とし、臨時の増税の場合は改めて決める。
5.緊急臨時の自衛戦の兵役以外は、労役の義務は無し。希望者は領主の仕事に従事するが、日当が払われる。拒絶もできる。
4は石に刻むから今年は免除というのを飛ばした。一時滞在でも自衛戦には出てもらう。
今のところ、新規の難民の一時滞在をお断りした例はない。
急に増えたんで新しい人の名前がおぼえらんないのと、猫草とトリ餌由来の草以外の食料がやっぱり足りなくなってきた。難民が次の収穫期までの食料を持参しているはずもなく、困った。
これから先は、新規の人はお断りするか、村の外でしばらく暮らしてもらうしかなさそう。
野宿させるというと聞こえが悪いが、この村に来るまで野宿の旅を続けてきたので、飯が出るだけ好待遇なんだそうだ。村の塀を加工して住めるようにする。
お金持ってる人には、村の麦を売って植えてもらう。
お金持ってない人には、村の麦を貸して植えてもらう。
水ならまくけど。
猫草はうかつに流出させられないから、旧村民だけが耕作している。それも難民に粥の形にして施している。
獣人たちも増えてる。寿命短く多産だったのが、飯腹いっぱい食えて、治癒魔法であまり死ななくなった。安心できる環境で産む。産んだ子も親も死なない。
人族はまだ出産ブームにはならないが、妊娠可能な年代も流入して来てる。今は流入だけだけど、そのうち、この村生まれの子もできてくるだろう。
もう、獣人が多すぎてわけわかんない。シシトウさんとシエパードさんをそれぞれのリーダーにしてもらったがさらに班を編成してもらう。
まずは犬獣人だ。最近はなんとなく身辺警護役が増えつつあるドーベルマン風に聞く。
「スンマセン、ずいぶん一緒にいるけど、そういえば犬獣人たちの名前とかどうなってんの?」
「はい、領主さま、仲間内では名前よりも匂いとか見た目で判断してますから、特に 名乗るような名前は、無いんです。」
「マジカ!?じゃあ、俺ら只人から見るとどしたらいいんだろ?」
「今まで『獣人さん』で問題なく暮らしてましたんで。」
「そうか、でも、似たような模様のひととかもいるし匂いじゃ只人にはわかんないな。皆さんンゴバさんとサラさんに名前つけてもらっていいかな?」
「構いませんどころか、村長様が名付け親とはありがたいです。皆文句ありません。」
「あ、それとさあ、班分けてほしいんだよね。みんなバラバラにお願いしてて、だれか一人にだけ仕事が集中したり、なんか申し訳ない。子育てで休む人もいるでしょ?
班まとめられそうな人って何人くらいいるのかな?」
「さて、まず、いま、領主さまの命令で犬獣人まとめているのは、シエパードさんです。わたしは連絡係。殿の近くに居るので、連絡も便利です。あと、いくつかに班を分けるかにもよりますが、班長を務められそうなやつもちょっとシエパードさんと相談しておきましょう。」
「スンマセン。よろしくお願いします。話が進んだら教えてね。」
ンゴバさんとサラさんにも話を通しておかなきゃ。。。
「あ、明日の朝飯、ンゴバさんと一緒に食べよう。その時同じ話するから。あと、君は俺が名前つけていい?ドーベルさんでいいかな?」
「はい。ドーベル名乗ります。明日の朝もお供します。」
っていうか、最近はだいたい一緒に動いてんだけど。
あー、そういえば、猫獣人どうすっかなあ。あいつらも増えてるけど、班別なんて耐えられんのかな?ホント自由な連中だし。
考えてたら、いい具合にシシトーさんとトラさんが通りがかる。まあ狭い村だから珍しくはないんだけど。
「スンマセン、シシトーさん、トラさん、いいすか?」
「ウシシシ。何かな?」「何の用か知りタイガー。」
「やー、猫獣人さんたちもだいぶ数が増えて、連絡回したいときとかどうしようかと思ってね、犬獣人は班に分けるってことになったんだけど、シシトーさん、トラさん、どうしましょう?」
「群れのボスなら、キョータさんだろ?」
「え?そうだったの?シシトウさんに頼んだじゃん。まあいいや。ありがとう。じゃあさ、その補佐っていうか、連絡回したいとき、どうしたら?俺の足の速さで全員には回せないよ?」
「ウシシシ。俺らが吠えたら大体の範囲には伝わるかな?」
「スンマセン。俺が言いたいのは、えーっと、シシトーさん、トラさんに伝えたいときはどうしたら???」
「大体の猫獣人は、お互いの場所をなんとなくわかってるシシ。そこらの猫獣人に言えば、吠えるなり、走るなりして伝わるシシ。」
(こいつらに話したのが失敗だった。。。)
「じゃあ、俺から犬獣人さん、犬獣人さんから誰か猫獣人に話す。シシトーさん、トラさんに伝わる、それでいい?」
「犬獣人から命令みたいな話が来るのは、ちょっと嫌ダガー。」
「スンマセン、どうしたい?」
「聞こえてたけど、ドーベルみたいに誰か交代でキョータさんのまわりにつけタイガー。」「シシ。」
聞こえてたのか!耳いいなあ。
「スンマセン、じゃあ、明日から誰かいてね。
あ、名前どうなってるの?村に来た人は名乗りあったけど、ここで生まれた子は?」
「じゃあ、俺たちもンゴバさんとサラさんに名前つけてもらいタイガー。」「シシ。」
おし、なんとなく獣人隊の編成ができそうだ。
村もすいぶん狭くなってきた。本郷と新郷では足りなくなってきた。
新郷の外に、さらに畑と家とつくって三郷とする。増えてきた難民には三郷へはいってもらう。三丁目、って感じかな。
三郷の難民キャンプから、本郷のボロ家改修ハウスに入り、村人として教育を受けてもらおう。
もちろん三郷のまわりにもおおがかりな堀と土塀掘る。防衛力としてはかなりのものになってきた。
土いじりしたらなぜか泥まみれになったのでシャワー浴びて寝る。




