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大隅半島

 鹿児島滞在三日目、本日は塚崎古墳群に向かいます。

 鹿屋までは直行バスが出ています。バスinフェリーで鹿児島湾を横断。


挿絵(By みてみん)


 天気は大雨。ていうか台風でした。


挿絵(By みてみん)


 バスごとフェリーに乗船。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

 船上から見る桜島


 鴨池港を出て、垂水港へ。

 11時過ぎ、東笠之原バス停で降車。帰りのバスの時間を確認しておきます。14時48分。

 塚崎古墳群までは10キロ。バスはありません。

 往復20キロ、タイムリミットは4時間足らず。走るしかないですね。


 幸い、雨は弱まっています。人生初のハーフマラソン、わくわくしますね。

 走り出してすぐ思ったのですが、リュックが重い。歩いているときは気になりませんでしたが、走ると急に重たくなります。あと、新しい靴なので靴擦れもひどいです。


 5キロほど走ると川沿いの道。ここでようやくランナーズハイ。もっと早く来いよと思いますが、おかげで痛みを忘れられます。ドーパミン万歳。

 川から離れると細い道

 いつもは大きくてわかりやすい道を選ぶんですが、今回はグーグルマップに従います。最短ルートでぶち抜いたる。


挿絵(By みてみん)


 到着。タイムは1時間10分。帰りはペース落としても大丈夫そうですね。

 とはいえ、のんびり見る余裕はありません。20分ほどで資料館を回ります。


 古墳時代の開始は3世紀中ごろ。大和盆地で前方後円墳を中核とする古墳群が成立します。

 4世紀、大和から河内に分家。古市古墳群・百舌鳥古墳が造られます。

 古市・百舌鳥の両勢力は百済との結びつきを強め、最新の武装を輸入。軍制改革を実施。

 さらに列島内の諸勢力と軍事同盟を締結。考古学者の松木武彦先生はこれを”応神新体制”と呼んでいます。


 応神新体制の最南端こそ、ここ塚崎古墳群、5世紀の造営です。冒頭の八女市も同時期ですね。

 種子島には古墳文化との交流はあったようですが、前方後円墳は作られていません。大隅半島が大和の影響力の南限でした。


 ちなみに、日向もこの時期に古墳が造営されているので、神武東征伝説はこのころ醸成されたのかもしれません。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

 10号墳。ただの林にしか見えません。


 古墳をすべて回る余裕はないので、一番近い10号墳だけ見ていきます。

 10号墳は車道から少し入った林内にありました。わずかに高くなっているだけですが、前方後円墳らしいです。

 ぜんぜん古墳を見た気になれませんが、そろそろ帰ります。


 タイムリミットは2時間。基本は走り、上り坂だけ歩くことにします。今日は湯舟に疲れないので、あんまり負荷をかけるとワンチャン膝が逝きます。


 走っているとバスに追い抜かれました。帰りはバスあったみたいですね。なんてこったい。

 途中、自販機で謎メーカーのスポドリを飲みます。


 ラスト2キロ、かなりキツくなってきました。心折れそう。

 上り坂でもないのに気をぬくと歩いてしまいます。


 メンタルが追い込まれたときは己を花海咲季だと思い込みましょう。


 どんなに疲れてもペースを落とすことなどありえません。花海咲季だからです。

 自分の限界を試すチャンスを捨てることなどありえません。花海咲季だからです。

 限界を超えたのなら、さらに先を目指します。花海咲季だからです。


 タイムリミット20分前、バス停に到着。やりきりました。

 屋根のある場所に入り、ズボンを乾かします。

 バスに乗車し、フェリーに乗船。


 そして悲劇は起こります。

 台風の影響で鴨池港に着岸できず。鹿屋に強制送還。

 急いだ意味ありませんでした。

 まあ、こういうこともあります。


 一番安いホテルを予約。翌日のバスで鹿児島へ戻りました。

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