超時空天使とテンプレを知らない勇者の物語

【ファミ通文庫大賞一次選考通過作品】
※コンテスト投稿用あらすじ。ネタバレ※

トラックに轢かれ、転生を遂げた高校生の鳴尾圭。女神ミカによって史上最強のテンプレ勇者ケイとして転生する。目的は魔王を倒すこと。だが彼はテンプレを理解してなかったため、魔王退治を拒んでしまう。

それだけではない。せっかく【死に戻り】その他チート満載だったのに、スタート地点で何度も死んでは【死に戻】ってスタート地点に戻る。これでは魔王を倒せない。

そこで女神ミカは妹の天使ミリィにケイを説得するよう命じた。えっちな格好で色仕掛けしろとミカは言う。さらにテンプレを知らないケイを導けとも。ミリィは拒否するが、ミカは強引にミリィを下界へ送り込む。困ったミリィだったが、クムカという勇者に出会う。クムカが魔王を倒すという。期待するミリィ。

一方、ケイは賞金稼ぎの美少女ムーディと行動をともにするこちになった。偶然にも向かった村でクムカとミリィと合流。ケイはクムカの妹が魔王のせいで病気と聞き、自分の妹のことを思い出す。魔王討伐を決意するケイ。こうして魔王討伐に出かけたケイであった。

ダンジョンの入口で魔王の手下、闇魔導師ダークシュナイダーと遭遇。当初は敵対したダークシュナイダーだった。死んだ妹を復活させると言われて魔王の軍門に降ったのだ。だが、復活した妹は化物だった。魔王に利用されたことに激怒したダークシュナイダーは、ケイたちのパーティに参加する。

強敵メガデス卿を倒した後、ダンジョン最奥部に突入するケイたち。なんとか魔王に勝利する。だが、魔王の様子はどこかおかしかった。

魔王の死後、玉座が異世界への扉へと変化した。そこから現れた一人の女性、のルゥーラ。彼女は自らを旧支配者と名乗った。

彼女は言った。神と悪魔以前に世界を支配していたという。だが、兄ナトゥルハが暴走、神と悪魔と協力して兄を封印した。その兄ナトゥルハが復活。世界を再び支配しようとしている。助けてくれと。

だがそれは罠だった。ルゥーラも兄同様、世界支配をもくろんでいた。だが、ケイとミリィの活躍で世界は救われた。ただ、その代償としてケイはゾンビになってしまった。ゾンビになった彼は、仲間の元を去っていく。

運営から警告され削除した作品のリライト。カクヨムにも掲載。