子狐言うな
~次の日~
「それじゃ私はお団子でも食べてるわ~」
そういいながら紫は人里の人混みに紛れて消えていった。
今回、私は例の美女に会うと言うことなので狐の姿でいこうと思う…
なぜかと言うのは一様、貴族の人だから…
容易に人の姿じゃ近付けないよね…
さぁ、狐にもなれたし乗り込みますか…
って…
場所どこだっけ…
聞いてなかった…
何を今頃とか突っ込んだ人腹筋50ね。
それにしてもとうしようか…
これじゃ行きようにも行けないからね…
まあ歩いていれば見つかるか(ポジティブ
そういうことで私は人里の隅っこの方をコソコソと歩くことにした。
「(まぁこのまま直進していればみつかるでしょ…)」
私はそう考えていたが…
結果から言うと…曲がらないとありませんでした…
それもしらずにまっすぐ直進しているとある男二人組が何やらコソコソ喋っていました。
「(…ん?なんの話だ?)」
私は男二人の会話に耳を済ませて聞いた。
「おい、見なすったか。絶世の美女…」
「ああ、見た見た。あんなに美しい女性を見たんははじめてじゃ」
「さよか!わいも同じこと考えてんで」
何弁だよ…
知らないよこんなしゃべり方…
昔って凄いなぁ…ある意味…
「(それにしてもあの人たち向こうの曲がり角から出てきたよなぁ…って事はま…曲がっちゃったりする系かなぁ…)」
内心さっきいったことを後悔しながら曲がり角まで歩いていったら…
横を見た瞬間に確信した…
私の間違いだったと…
「(くっそぉ!それならもっと早く気付いていれば遠回りせずにすんだのに!)」
そう一人で心のなかで愚痴っていると
屋敷の門が見えてきた。
だが今は狐なんで屋敷の後ろから潜入することにした。
「(それにしても絶世の美女かぁ…どんな方だろうなぁ…)」
そんなことを考えていると
塀の外にも関わらず声が聞こえた…
「あーあー…最近は暇だな…主も最近は忙しくなって遊んでくれぬようになったしなぁ…はぁ…」
「(誰か嘆いてるな…女性かな?それと遊ぶって?声からしてもう結構大人な感じなんだけど…まあいいやここから入ろっと…ヨイショ)」
私は塀に向かってジャンプをした。
そして上手く塀に乗った瞬間にさっきの女性がさけんだ。
「…誰だ!」
やべぇ!
見つかった!
くそぉ…見るだけにしようと思ったのに厄介なことに…
って…あれ?今私狐じゃね?
誤魔化せるじゃん…
「キュウーン…」
「何だ…子狐か…ふふ…」
むっ…子狐って言うな!
こう見えても以外と気にしてるんだから!
「シャァ…」
「おぉ…そう威嚇するなって…ほらおいで!」
そういい美女は私を膝へと呼んだ。
私は狐なので(←ここ重要)膝へいった。
別に下心とか無いからね?ね?
「白狐か…いや、どちらかというと銀に近いな…うーん珍しい…」
それにしてもさっきから私によく声をかけてくるな…
まさか…孤独すぎて…
あ…はははそ…それは無いか…
「なぁ、子狐…頼みがあるんだがいいか?…おっとその前に自己紹介をしておこうか…私の名前は玉藻前というんじゃ」
…………
私今狐の姿してるよね?
何か、とてつもなくかわいそうなんだけどこの人…
今の状況…部屋に一人で狐に必死に喋りかける美女…
これはひどい
「それで頼みと言うのがだな…私の友達になってくれんか?」
グハァッ…
もう手遅れだこの方…
狐と友達だと…
誰だ!誰なんだ!ここまでこの子をほったらかしたやつ!
出てこい!
「いいか?友達になってくれるか?」
うっ…
うん以外にどう言えと?
「キュンキュ~ン」
「おぉ!いいのか!有り難う!…本当に有り難う。」
そういいながら玉藻前が私をなで回す。
こういうのもありだね…
よし、明日の予定が決まったな。
そう決めると私は玉藻前の膝から飛び降りた。
「もう…帰るのか…?」
「キュン!」
「そうか…じゃあな!またこいよ子狐!」
そういい私は屋敷を後にした。
玉藻前であってるよね?
なんか玉藻御前だったきもするんだけど…
まぁどうでもいいか。
こうして俺は基礎知識を忘れていくのであった…
~Happy End~




