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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク【準備】

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古の知識。これのために。

しばらくして、図書館の機密文書の中からとある指南書が見つかる。


その指南書は「殲滅」の為の粋を集めた文書であり、おそらく製作者は戦争の最中に他国を蹂躙したものだろう。


だが、中を見れば見るほど、「失われた知識」であるその戦術論には価値を感じ始めた。


僕たちに今必要なのは、神を打倒するすべであり、時間稼ぎだったりではない。


さらに、ページを重ねると衝撃の事実が分かった。


「この文書は神の眷属が途絶え切る前のものですね」


「我々人類がみな眷属である血を引く前…つまり純粋なヒトガタがいた時代ってことか?」


「この指南書の中に、神に対抗する術があります」


「さすがに今の俺たちに適応されるものでは無さそうだが」


「当時の人達は神の血を拒絶する神器と呼ばれるものを持っていたらしいです」


「神器?」


「絶血の槍というものらしいです」


「名前からして神の血を無効にする様なものだろう」


エルメロスの推測は正しい。神の血を無効にし、当時世界を支配していた眷属達を打ち倒すために用いられたものだ。


神に限りなく近い眷属達を倒すには、自分たちの中に流れる血が邪魔になる。だから、触れただけで全てを無効にするこの槍が秘策として用いられていたと。


「しかし、この戦争中に失われたそうです」


「残っていれば何かしら情報が出るからな…惜しいな」


だが、ページには続きがある。


遥か未来の貴方へ。という内容のメッセージだった。

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