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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク

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89/90

力の覚醒。この地の記憶

受け取った、ヒグチの記憶と力。


具体的には力の使い方をヒグチの記憶を辿る中で、コツを掴んで自分のものにする。


感覚というものは1度記憶にあ、これだ。と認識してしまえば案外なんとかなる。


ヒグチの能力は完全覚醒とは行かなかったらしく、土地の記憶を読む、程度らしい。


覚醒したところで、じいさんの言葉を思い出す。


マナには記憶があること。


マナは、魔法を使う際に消費する言わば魔法のコスト。


自然発生するものではあるが、マナは定期的に消費しなければどんどん濃くなってしまい、やがて人体に悪影響だと。


じいさんはそんなマナを一人でなんとか消費し、最悪を避けていた。


だが、魔法が無くなって数百年。


ならば、マナには記憶が溜まっているはずである。


だから、この地のマナの記憶から何かを読めれば神に繋がる手段があるかもしれない、と。


「いけそうか?」


「この辺のマナが一番濃いんですか?」


「そうだな。じいさんの見立てではここが1番濃いな」


辺境の土地……ではなく、スーベルニカの地下深く。


ここはスーベルニカ王もあまり干渉していない場所であり、完全に放置されていた場所だ。


だが、スーベルニカの数百年の記憶、それさえ読めればだいぶ勝ちに近づく。

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