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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク

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88/90

決戦へ向けて。男の決意。

ニコラから教えられた情報を精査し、そして神への対抗策などを興じる為に、主要戦力となる人達をこの場に集める。


ハーティ、エルメロス、ギルメイ、セネガ、ヘルタ。


彼らの力をまた借りることになるが、もはや彼らは世界を救うために全力。


協力を惜しまないだろう。


だが、その前に。ひとつやることがある。


ニコラのいう異世界人の能力の本質が本当に土地の記憶なども含めて読めるようになるなら、だ。


スーベルニカ王はまだ生きている。


だが、時間はない。


彼は既に1年半しかない寿命の中で、次に繋ぐための準備段階に入っている。


ならば、利害的には一致だ。


「スーベルニカ王。継承、お願いします」


「ふむ……覚悟はできたか」


「僕たちはこれからこの世界のループの元凶と戦います。その為に……ヒグチさんの経験と力を、僕に預けてください」


「もちろんだ。この世界のループを止めてくれ。そして、世界の循環を止めてくれ」


世界の循環。決められた循環であり、人間がどんなに頑張っても抗えないものだ。


世界の決められた循環は唯一、神だけが操れる。


僕たちは、神に挑み、ループを断ち、世界の循環を新しいものにしなければ、次に進めないだろう。

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