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本題。
「さて、本題に入りましょう」
マキナさんは、早気味にそういうと、まるで時間がないかのようだった。
実際に時間はないんだろう。
彼女は既に故人であり、あくまでも能力によるこの濃いマナであるこの小堂でのみの存在……ということだろう。
「デウスに攻撃が通る魔法は既に取得してると思いますが……」
デムスの事だろう。
現存する唯一の魔法使いであるじいさんが、先祖代々デウスを討伐する可能性のある人間に託す為に継承されてきたものだ。
本質は、神代のマナを纏い、擬似的に神格を得ることにより、同格以下には手が出せない神と同じ存在に上書きするというものだ。
だが、濃い神代のマナが必要な上、濃度の濃いマナに耐えうる精神性と肉体がなければ体調が悪くなったり、身体に異変が起きてしまうデメリットも抱えている。
「ここのマナを封じ込めた瓶が10数個ほどございます。そちらを持ち帰れば、デムスの必要魔力を確保できるでしょう」
「それはありがたい……」
「それからもうひとつーーこちらが本題です」
ああ、マナの方は本題ではなかったのか。
これ以上、説明されるものと言うのは……デウスのことだろうか。
それとも、マキナの一族のこと?




