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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク【準備】

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過去から君へ。

小堂内部への侵入はスムーズだった。


特にこれいった厄介なギミックとかは無いし、ただただ何かを祀っているだけだった。


そして、その祀っている物自体も、どこか懐かしく…暖かく…何故だろう、ずっとここにいた気がする。


「なにもない…?」


「いいや、何かあるはず。もっと探すぞ」


小堂内部の静けさは、なにか怪しい空気を感じるし、良くない気配も感じた。


だが、何も無い。


そこにあるのは、何かを祀った石碑だけ。


その石碑も、失われた古代語…ということらしく、僕たちではなんとも出来ない。


「解析はスーベルニカに任せておこう。既にデータは送った。その間に内部を隅々まで探すぞ」


マキナがデウスの為だけに残しておいた小堂だ。


流石にそれがこの石碑だけ、なんてのはありえないだろう。


とはいえ内部もそこまで大きい訳でもなく、これはほんとに…なにか特別なものなのだろうか。


「…うっ」


「ハーティ?」


「す、すいません。少しだけ気分が…」


「気分が…?…っ!セネガ、魔力濃度を測定しろ」


「はっ!」


魔力濃度…?いや、しかしハーティは魔力に敏感というわけではーー


「む…!やはり…」


セネガさんの顔色が変わったのと同時に、少しだけ場の空気がまずいことになった。

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