魔法を超えたもの。神代の証明。
じいさんいわく、これは魔法の系統に含まれる存在ではあるが、魔法ではないものらしい。
どちらかと言うと、僕の記憶を覗くマキナ由来の力に非常に近い異能の類らしい。
故に、じいさんには継承方法だけが伝えられており、実際に使えないとの事。
「ふむ……デウスの特性は聞いてるようじゃな」
「この世界のマキナの一族由来の血で無理だと」
「そうじゃな。この世界の大半がその例に外れずの人間ばかりじゃ」
そうだ、ニコラだけは唯一デウスとマキナの半々が流れており、尚且つデウス側がかなり濃い。
デウスのプランの失敗作と本人は言うが、現状こちら側唯一の対抗策であり、切り札だ。
それは、本人がきっと1番分かってるだろう。
だから、危険なことはしない。
あくまで、デウスとの決戦に備えるスタンスだ。
「ではここからだ本題じゃ。何故、マキナの一族ではデウスに対抗できない?」
「えっと……デウスによる制約、ですかね?人間では勝てない、的な」
「ふむ……理屈は正しいな。だが、少し違う。マキナの一族が神ではないからだ」
あ……確かにそうだ。
ニコラは神の血が濃いから対抗出来る、その理屈だと確かに、神と同格の存在であれば対応できる……な。
「神代のマナは有限になってしまったが、まだ少しだけ残っているかな。この力もきっと役に立つ」
「それは……マナを使うことで一時的にでもデウスに対抗しうるようになる、ということでしょうか?」
「まさしく」




