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マキナの遺産。血の繋がり。
「これから教えるのは魔法とはまた少し違う形のものじゃ」
「ま、まって。教えるって……僕でも扱えるんですか?」
「マキナの血筋、なんだろう?」
どうやら重要なのはマキナの血らしい。
通常の魔法はマナを扱う都合、常にマナに触れてきたこの世界の生まれでなければ無理なのだが、これに関してはマキナの血が必要なものであり、マナは関係ないらしい。
なんなら、マキナの血が働くものであれば誰でも使えると言う。
「ワシも遠縁も遠縁になってしまったがマキナの血筋じゃ。じゃが、ワシは年齢の都合からこの秘術はあまり好まなくてな」
「それは……体力がいるってことですか?」
「通常の魔法はマナを媒介に使うでの。ただし、この秘術は血液を媒介に使うんでワシがやったら貧血気味になってな」
なるほど、魔法の媒介がマナではなく、マキナの血である必要がある秘術……ということか。
「この魔法は代々密かに受け継がれてきたものじゃ」
「密かに?」
「最初の叛逆者であるマキナはいずれどこかの時代にデウスを倒すものが現れる。そう信じてこれを生み出したんじゃ」
ああ、なるほど。
使えなかった、ではなく妥当できるほどの人物と時代が重ならず、使えずじまいだった、ということか。




