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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク【準備】

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意外な再開。情勢の変化。

能力の覚醒について色々考えているうちに、ギルドへ再び訪れることになった。


アニュラスでの機械推進派の討伐を持ってして、名実共にスーベルニカは技術大国としての地位を取り戻しており、今までは各国の圧力により封じれていた最新の技術が解禁されており、連絡端末が急速に普及した影響で、ギルドの依頼も大きいものは中央の国であるサブラスへ集中するようになったという。


それに伴い、冒険者達も前以上にサブラスへ集中しており、活気で溢れている。


また、ギルドの職員も仕事量の増加により人員不足になったとか。


しかしそこはサブラス王とスーベルニカ王の協議に次ぐ協議が重なり、仕事量の急増した各国へスーベルニカより仕事のサポート用のモドキが支給されるようになり、僕の元いた世界におけるセルフレジや無人店のようなスムーズなやり取りになった結果、かなり仕事が回るようになっているようだ。


「仕事……ちょっとでも気が紛れるならした方がいいのかな」


ギルドの新しくデジタルへ移行した掲示板の前で立ちすくんで居ると、顔なじみのある受付嬢さんに声をかけられ、とある依頼を紹介された。


「テオさん。お久しぶりですね、依頼のお探しを?」


「何か目新しいものでもあるなぁと……」


「それならーーこちらは?」


依頼内容ーー魔法の継承。


ん? 魔法の継承?


「この依頼人さん、どこから発注してるんです?」


「えっとですね……アニュラスですね」


「アニュラス……魔法……」


思いっきり依頼人に心当たりしかないのだが、一つだけ疑問が残るのは、何故彼には彼が何十年も研鑽してきた魔法のノウハウを詰めたメモリーストーンを渡し、魔法の継承がメモリーストーン経由で可能になっているのにも関わらず、依頼を出してまで継承者を探しているか……だが。

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