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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク【準備】

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消失。この世界の異世界人。

ヘルタいわくほんとに突然しゅんと消えたらしい。


脳を保管していた培養液から離れた直後だったそう。


ヒグチの遺体の時はまったくそんなことは起きず、なぜ今回こんな形になったのから不明であると。


そもそも異世界からの訪問者がそうなった、という記録は一切なく、これが元の世界に戻すための挙動なのかすらわからない。


今、その理由について解明を進めながらモドキの開発もしている状態だそうだ。


まあようは、時間があるならそちらの解析にぜひ力を貸してほしい、ということだろう。


幸い時間は少しある。


「直接スーベルニカにいったほうが?」


『それは必要ない。お前はお前で、そちら側で調べてくれ』


「とは言っても、異世界のものなんて調べようが……」


ああ、なんか急に冷静になったらそういえば1人絶対知ってるだろう男の顔が浮かんだ。


なんなら今この場に現れて説明し始めてもおかしくない。


そもそもがどこに行ったか不明だからなんとも言えないけど、ひょっこり現れそうな気配はある。


「……ニコラ」


と、冗談交じりにため息と共に小言で言った直後だった。


「呼んだ?」


……なんだろう、この感覚は。


こんなひょっこり現れるなら苦労して探し出した自分たちは一体……

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