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機械の技術が発展した異世界に召喚された僕が記憶屋として成功するまで  作者: 凪笠シメジ
最終章・ラグナロク【準備】

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礼拝の小堂へ。目的地はいずこへ。

いよいよ準備が整い、小堂へ向かうことになるが、小堂の方角や座標が特定できても、目撃情報すら出てこない場所であるのに変わりはない。


探索も一筋縄では行かないのは確実な為、今回は持ちえる物を全て有効活用することになる。


「出発は1週間まつ」


「え?すぐ捜索した方が…」


「俺もそう思ったのだがな。先程、スーベルニカと連絡がついた」


「王と?」


「小堂の件を逐一報告していてな。探索が難所ってことに相談したところ、射影機持ちや温度特定が可能なモドキを数十単位で輸送出来ると返事があった」



流石スーベルニカ王。


色々見越した上で、対応が早い。


もっとも、王から預かっている連絡端末のおかげでほぼリアルタイムにやり取りが出来るからというのもあるだろうが。


写真やサーモグラフィーによる位置情報の特定か…僕の世界では当たり前のように使われてる技術でも、この世界では最新鋭なんだよな。


それに、今回の探索はこの世界の今後を決定的にするものであり、かなり大規模になってもおかしくない。


「今回は大雑把な座標しか判明してない。スーベルニカの技術を借りれるのはすごい効率的だな」


「あの…王の方は?」


「あちらも問題なくモドキ開発が最優先で行われてるそうだ」


機械推進派と否定派のイザコザがある程度片付き、世界の情勢は変わりつつある…その中でも、特にスーベルニカが影響が大きいのだろう。


今まで、推進派の筆頭として好き放題やっていた頭が消え、本来の王族であるスーベルニカ王がその権威を取り戻し、否定派の人達の協力もえた上で今まで以上の速度で技術が発展して行くだろう。

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