30.エミーラ①
エミーラは、日本の中華街のような雰囲気で、すごく活気のある町だった。
それに、そこかしこから匂う硫黄の独特の香り、、、温泉だ!!
とはいえ、先ほどの盗賊の件であんまり気分は上がらない、、、汗
「ユート様、こちらの宿です」
「ん~、、、」
ジン君達の言うがままに宿に連れ込まれる僕、、、とりあえず、温泉に入ってのんびりしよう、、、(;´Д`)
部屋割を適当に聞き流して、僕はとりあえず言われた部屋に向かう。
どうやら部屋に露天風呂が付いているみたいなので、とりあえず風呂行こ、、、
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はぁ~、、、
温泉入るの、何年ぶりだろう、、、
これまでは、良い人との出会いしかなかったけど、この世界にも犯罪者がいることを知って、かなり凹む、、、
売られていった人たちはどうなっているんだろう、、、
カラッ、、、
僕が、思考の渦に飲み込まれていると、脱衣所から誰か入って来た。
「ジン君?」
「「「ゆ~と様~!!」」」
って、幼女組!?Σ(・□・;)
「え!?メイとミトはど~したの??マーサちゃんまで、、、」
「ん~、ユート様元気無さそうだったから?」
「お背中流します!!」
ミトは何となくかよ、、、汗
メイは、背中を流してくれるのか!(´▽`)
まぁ、二人ともタオルは持ってるけど、隠したいのかどうかよくわからん、、、汗
お陰で、そういう感じにはならないのだが、、、(;´Д`)
逆に、しっかりと隠しているマーサちゃんの方が、、、背徳感がすごい、、、orz
「わ、私は、少しユート様とお話がしたくて、、」
なんかあったかな?(。´・ω・)?
「そっか、みんなありがとね!じゃ、メイには背中を流してもらおっかな!」
僕はそう言って湯船から上がった、、、
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「ご~し、ご~し!!」
「ユート様、かゆい所はないですか??」
「うん、無いよ~!」
結局、どうなっているかと言うと、、、背中を流す宣言をしたメイが何故か僕の頭を洗い、ミトが呑気に僕の背中を洗ってる、、、
間の抜けた掛け声とともに、、、(笑)
「ユート様、私はどこを洗えば、、、」
「マーサちゃん、無理しなくていいよ!洗えって命令してるんじゃないから」(笑)
「で、でもぉ~、、、」
「そっか、じゃ、腕を流してもらおっかな!」
「はい!!」ぱあぁっ!!
腕を洗ってと言うと、マーサちゃんがすっごい笑顔になった。(笑)
一通り洗ってもらって(流石に前はね、、、汗)湯船に戻った。
3人は仲良く流しっこしていて、すごく微笑ましい!(笑)
マーサちゃんも、ミトもメイもそれなりにつらい人生なんだよな、、、売られるような環境じゃなかったのが幸いだけど、みんな親がいないから、僕が保護者としてシャンとしないとな、、、
「ざっぶ~ん!!」
ミト!飛び込むな!!Σ(・□・;)
「私も~!!」
メイもか!!Σ(・□・;)
「わ、、、私は、静かに入ります、、、」オズオズ
うん、マーサちゃん良い子!(笑)
3人は湯船に入ると僕の方にやってきて、僕の胡坐の上にミトが座り、メイが右手に、マーサちゃんが左手に寄りかかって来た、、、うん、これやばいよね、、、(;’∀’)
変な気分になりそうなので、会話をしよう!
「そう言えば、他のみんなは?」
僕の問にメイが答えてくれた。
「サラ様達は、ジンさんと難しい話をしてました!ミオ様が、ユート様と遊んでもらえって!」
「で、温泉に入りに来たと、、、」汗
「だって、お部屋にユート様いなかったんだも~ん!!ミトちゃんが、ユート様を見つけたのだ!!」
と、ミトが誇らしげに笑った!(笑)
この三人にはほんとに癒されるな~!(笑)
っと、そう言えば、、、
「マーサちゃん、僕と何かお話したいっていってたっけ?」(。´・ω・)?
「あ、はい、、、お話と言うか、お願いなんですけど、、、」
ん?なんか欲しいものでおあるのかな?(。´・ω・)?
「わ、わた、私も、みんなみたいに呼び捨てにしてほしいです、、、」
ん?
「なんか、私だけお客様のようで、、、」
あ~、、、ちゃん付けで慣れちゃって「マーサちゃん」までで名前のように扱ってしまってた、、、汗
「マーサちゃんは、お客様じゃありません!私たちのお仲間です!!」
メイがきっぱりと言い切る!(笑)
「マーサは、なか~ま!」
ミトはやっぱり緩いな、、、汗
「ん、ごめんごめん!全然そんなつもりじゃなかったんだけど、ちゃんつけるのに慣れちゃってたよ!マーサ、これでいい?」
「はい、、、」(/ω\)
爆笑
3人に癒されながら、僕は3人が幸せになれるようにできることを精一杯しようと心に誓った、、、(これ、子離れできるんかな?汗)
一方そのころ、、、
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「ユート様のあのお姿は、、、彼はいったい何者なのですか?」
「ジン様、ユート様はユート様ですわ!私達の将来の旦那様であり、アクアの貴族ですわ!」
「し、、、しかし、あの強大な魔力は、、、」
「ジン様、、、ジン様は、自分が見てきたユート様を信じられないのですか?」
「あ、いえ、そうではないのですが、、、」
「皆さま、少し落ち着いてください、、、ジンがそういうのも無理はないのです。今日、ジン様が倒されたギールには、エメシュにおいて高い賞金がかけられていたのですから、、、」
「まぁ、首が吹っ飛んでしまったので、賞金も何もありませんが、、、」
シルヴィの言葉に、ジンが付け加える。
ユリとリサは壁際で瞑目しているが、ユートの存在にジンとシルヴィが違和感を感じたようだ、、、さながら魔王のように、、、
「ジン様、、、ジン様はどのようにお考えなのですか?」
サラの言葉にジンが答える。
「いえ、、、本当に心からそう思っているとかではないのですが、、、あの力は危険かなと、、、」
「それは、ユート様の人柄に触れた上でそうおっしゃるのですか?」
さらに、ミオが問いただす。
「いや、普段の姿を知っているからこそ、危険を感じたのですが、、、あの姿が我々の油断を誘っているとするならばですが、、、」
確かに、国家を守るものとして、あのような強大な力を見せられると警戒しない訳には行かないのもまた事実である、、、
「そうですね、これまでの戦いでユート様が表立って活躍するような場面をジン様は見ておられませんし、、、それに、ユート様のあの表情は、私たちも初めて見ました、、、」
「で、では、、」
サラの言葉に肯定を感じて言葉を紡ぎだそうとしたジンだったが、その言葉は、サラによって阻まれる。
「ですが、ユート様は守ることに常に専念されておられます。王侯貴族である私達との婚姻についても、最初は遠慮されました。その理由も私達の幸福を願ってのものです。私たちは、ユート様に無理を言って迎え入れていただいているのです。そのような方に、野心なるものがおありでしょうか?」
「ですが、、、」
サラの気迫に押され気味であるジンだったが、なんとか言葉を継ごうとする、、、
「わかりました、、、では、ここでお別れと致しましょうか。私たちは、それでも構いませんが、、、」
ミオがきつい口調でそう述べる。しかし、これを受け入れてしまうと恩を仇で返すような状況となり、王家に傅くものの取るべき行動ではないことは明白だった。
「も、申し訳ありません、、、」
とうとうジンが折れる、、、
シルヴィは、このやり取りを黙ってみていた、、、
彼の言葉は間違っていない、、、国を守るものとして、強大な力を警戒することは当たり前のことなのだから、、、
しかし、王家に連なろうとするものにとっては、恩を仇で返す様な真似は絶対にしてはならない。それは、王家の顔に泥を塗る行為に等しいのだから、、、
シルヴィは、王家の事、国の事を真剣に考えてくれているジンの姿に改めて惚れ直したのだった。
「今は、メイ達がユート様を和ませてくれているでしょうから、ユート様が戻られましたら、また、相談致しましょう。」
ミオがそう告げて、この場は治めることになった、、、
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なんてことが裏で起っているなど全く知らなかったわけで、、、(;´Д`)
3人に癒されて、すっかり機嫌が戻った僕は、温泉から上がると神妙な雰囲気を醸し出していたみんなの所に行ってこう告げた、、、
「ご飯食べに行こ~!!」(“´∀`)bグッ!
「「「「「「「はぁ?」」」」」」」
「ごっはん~!!」
「お肉食べたいです!!」
「わ、、、私は、、、」
マーサの照れは治るのか?(;’∀’)
と言う訳で、、、
その日の晩は、エミーラの街に出て、美味しい物をひたすら食べて、普段あんまり飲まないお酒を美味しくいただいて、ほろ酔い気分で寝たのであった、、、
つづく、、、汗




