15.下賜と独立
王都での謁見を終えて、晩餐をいただく。今回はヴァリュクールでの晩餐会のようなものではなく、普通の食事会のようだった。違うのは、王国騎士団長のミハエルさんと副団長の二人がいることだ。
「騎士団長のミハエル=バーナードだ。この二人は副団長をしているクルスとファーンだ。以後お見知りおきを。」
カエサルさんが僕の事を簡単に紹介してくれる。
「ゆ、ユートです。よろしく、、、」
こ、、、こんな場でどうしゃべっていいかなんて知らないよ~!!(´;ω;`)
「ユート殿は、騎士団員であるユリを家臣に迎えると聞いています。どうかよろしくお願いいたします。」
挨拶も終えて、晩餐が進む。どうやら騎士団に所属している騎士はそれぞれどっかの家臣のようで、日常はそれぞれの領地にいるようだ。騎士団員のうち王様直属の団員が王都におり、ミハエルさんと副団長の二人は王様の直属の騎士のようだ。
なんとなくこの世界のことが分かってきたかな~、、、(;・∀・)
ってか、ヴァリュクールに戻ってこれからどうなるんだろ、、、(;´Д`)
晩餐も終わり、皆と別れて与えられた部屋へ戻る。カエサルさんはユリアさんと(当たり前か、、、)、サラさん、リサさん、ユリさんは同室で、バトラさんと僕はそれぞれ個室をあてがわれた。
この世界に来て初めて一人で寝るな~、今までゆっくりできなかったし、、、今日は疲れた、、、
そして僕は意識を手放す。
朝、目覚めても室内に誰かがいる気配は無い。
「ふぅ、やっぱりいつも女の子と同衾なんて目覚めに悪いよな、、、(;´Д`)」
「コンコンコン、失礼します。ユート様お目覚めですか?」
やばい!聞かれてなかっただろうな!?Σ(・□・;)
「あ、はい、起きてますよ。おはようございます。ユリさん。」
僕が挨拶を返すと、ユリさんは怒ったような顔をする。
「ユート様、まだとは言え私はユート様の家臣となることが決まった身です。敬称を付けずユリと呼び捨てになさってください!!」
実際怒られた、、、(;´Д`)
「え、えぇっと、じゃ、じゃあ、おはようユリ、、、」
は、恥ずかしい、、、(;´Д`)
ユリさんも顔真っ赤だし、、、(;・∀・)
「では、ヴァリュクールへ帰るお支度をお願いいたします。」
そう、今日は王都を出てヴァリュクールへ帰るのだった、、、、
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ヴァリュクールへの道中は行きと変わらずで、途中、何体かの魔獣を退治したくらいで特筆することは無かった、、、ほんとだよ?(;’∀’)
サーペントがまた出て、それを弓で撃って頭が吹っ飛んで、それを見たカエサルさん達が(“゜д゜)ポカーンとしたくらいだよ?(;´Д`)
で、なんやかんやでヴァリュクールに到着した翌日、いつもと違い謁見の間に僕は呼ばれている。
「ユート様、参られました。」
ユリさんが僕を引き連れて謁見の間に到着すると、口上を立てて扉を開け入室する。
「ユート、参りました。」
前回の王都での儀礼を参考に、カエサルさんの前で片膝をつく。
「ユート殿、先の件では娘達を救ってくれたこと感謝する。まずは謝礼としてこれを受け取っていただきたい。」
カエサルさんがそう言うと、バトラさんが袋を僕に持ってくる。
「これは、、、?」
「中に金貨にして100枚、銀貨にして200枚入っている。これで数年は暮せよう。」
な、なんと!?Σ(・□・;)
「それと、屋敷を与える。」
や、屋敷!?Σ(・□・;)」
バトラさんが何やら記した紙を僕の所に持ってくる。
「いやいやカエサルさん、こんなにもしてもらうわけには!!Σ(・□・;)」
「親と言うものは、我が子がすべてなのだよユート君。本当にありがとう。」
「は、はぁ、、、」
「そして、ユート殿には先に言っていたようにユリを下賜する。ユリよ、ユート殿の家臣として立派に務め上げるように!」
「はっ!」
ユリさんが頭を下げる。
「あと、これは私からのお願いなのだが、ユート君のパーティーに正式にうちのサラを加えてほしい。サラもそれでいいかね?」
「はい、お父様!///」
「か、、、、畏まりました、、、」
この雰囲気で断れね~、、、(;´Д`)
そんなこんなで、僕と三人はヴァリュクール家を出ることとなったのだった、、、汗




