表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/100

食われ気味。


《今大会突如として現れた超新星、ヤマト地区代表リアりん!すでに二地区撃破し、その勢いは止まりません!っていうかハルるんはどこいっちゃった?》


 シュンッ


「ここでーす。今日は出番なさそうだな……」


《ややっ!ハルるん!放送席にハルるんが来てくれました!前代未聞だね。っていうかお母さん強いね!可愛いね!》


「ね、滅茶苦茶だよ。なんか色々と壊してく感じ……あれ?なんだろう……既視感が……」


【ハルちゃん色んなもの壊すから───】


 そっか……俺の事か。

 俺の中に流れる血がそうさせているのか、それともそんなものがなくても俺と母さんは……

 もしそうだったら……嬉しいな。


 シュンッ


「そうに決まってるでしょ?ハル。」


「か、母さん!?」


「余計な事考えなくてもいいの。親子なんだから。ね?」


「……うん。」


「よしよし……可愛いね、ハルは。」 


《親子の愛はいつ見てもイイね!所でリアりん、カロル地区の二人と戦っていたんじゃ?》


「倒したよ?ホラ、画面見て。」


《……なにやら黒い塊がありますが……っていうかこれは殺人では……?》


「いいのよ、彼らアンドロイドだから。」


《アンドロイド!?そんなもの都市伝説では!?》


「見て、あんな状態でも微かに動いているでしょ?自己修復を始めてるのよ。」


《……確かに動いてますね。これは人間ではありえない!》


「私達とそれからキューネヤレッハ以外に何か取材でもしてみたら?基本的にアンドロイドには自我がないから、まともな会話は出来ないはずよ。もっとも、今日私が全部壊すけど。」


《そういえば各選手、具体的なデータが出ておらず、出生も謎でしたし……それに無機質な感じはしますね。っていうかリアりん詳しいね!》


「ふふっ、みんなにはナイショよ?」


「母さん、これ全国中継だよ……」


「えっ!?もう、初めに言ってよね。」


《リアりんお茶目だね!今きっと世界中でとんでもない事になってるよ!せっかくだから聞くけど、何でアンドロイドなんかを作ってるのかな?》


「私とハルには宇宙の民の血が流れているの。それを政府は執拗に欲しがり、襲ってくる。アンドロイドを使ってね。強襲用、とでも言えばいいのかな。勿論、この世界にだけじゃないわよ?」


「か、母さん……良いの?そんなに話しても……」


「いいのよ、せっかくだし。やい!政府ども!よく聞きなさい!これ以上ハルを虐めたらどうなるか分かってる?私が本気を出せばどうなるか、誰を呼べるか。よーく考えなさい?」


《フー、お母さん怖いねー!つまりリアりんの強さの秘訣は血統なのかな?》


「この世界で母親より強いものなんていないんだから。ただそれだけ。じゃ、残りも壊してきまーす!」


 シュンッ


《うんうん、説得力あるね。じゃあハルるんからも何か一言いいかな?》


「……俺が主人公なはずなんだけどなー……なんかおかしいな……」


 シュンッ


《うんうん、確かに食われ気味だね!じゃあ後半戦行ってみよう!》


 ─────


「お義母様、滅茶苦茶ね……」


「でもなんか楽しそうだね。」


「私達も完全に食われてる。」


「えっ?そうなの?どうしよう……ハルちゃん取られちゃうよー。」


「すでに取られてる。」


「まさかお義母様がトップに立つなんて……あの人に料理作りたいのに結局お義母様が作ってるし……」


「ハルと寝たいのにいつも占領されてる。」


「えーん……私なにもしてないよー……」


 ……


 ……


「母さん、なんで母さんはそんなに強いのに今まで何もしなかったの?」


「え?……興味なかったからね。この世界がどうなろうと。大事なものを取られて……私の人生はそこで一回終わったのよ。」


「ご、ごめん……なさい……」


「……ふふっ、だから今とっても幸せなのよ?ハルがこの世界で新しい人生を始めたように、私も新しい人生が始まってるの。今度は絶対に手放さないんだから……だから戦うの。」


「母さん……」


「……私はハルみたいに世界をこうしたいとか無いの。ハルがいてくれれば、ハルといれればそれでいい。だから──」


「母さんっ!来るよ!」


「邪魔する奴はブッ壊す!」


『ふーっ!カッケー!!』 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script</body></html>
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ