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お久しぶりです。




翌日、ログインした僕はソファで寝ているアレクを発見した。監視にしては無防備過ぎるんじゃないかな?それとも彼は気配を感じる感覚が人よりも優れていたりするのだろうか?

暫くアイテム整理とかをしながらアレクが目覚めるのを待つ、しばらくするとアレクが目を覚ました。


「おはよう。アレク君」

「おはよ・・・う!?だ、誰ですかあなた!?人の部屋に勝手に!!・・・ってあれ?私の部屋じゃない!?・・・まさか、誘拐!?」

「・・・僕は悪人顔なのかな?・・・自分で言ってて悲しくなるぐらいに平々凡々な顔だと思ってるんだけど」


かなり寝ぼけているらしい、しかもかなり被害妄想チックな勘違いをしている。

僕は部屋に常備してある水差しから二つのコップに水を注ぎ、一つをアレクに渡す。


「あ、ありがとうございます。・・・ふぅ、あなた悪い人じゃないみたい・・・って、ドラゴン騒動の犯人!!」

「朝から騒がしい人だね君は・・・目は覚めた?あ、その前に犯人って言うの止めてね?割と傷つくから」


っていうか、監視の任務はどうなってるのよ?指を差しながら未だワナワナ震えるアレクにその事を尋ねる。


「いや、えと・・・ははは」

「はははってねぇ、まぁいいけど・・・で?僕はここに拘留されるってことでいいの?それとも、出るのは自由だったりする?その間の食費とか宿代ってどうなるの?そもそもいつまで?三日後に・・・いや、明後日に予定が入ってるんだけど?後君って女の子?」

「えええと、拘留されている訳じゃないので出入りは自由です。私が付いていれば、ですが・・・。あと食費も宿代も全部こちらが持ちます。王都から離れすぎなければ良いらしいのでその範囲でなら予定はこなせますよ・・・。後は・・・え?」

「ん?」

「最後なんていいました?いや、仰いましたか?」

「え、女の子?って」

「・・・ソンナワケナイジャナイデスカー」


目を逸らしながらそう言うアレク、もといアレックスさん。これは確定だな。あ、偽名だったりするのかな?


「嘘が下手だね。まぁ、僕たちの中には真実の目って言うスキルを持ってる人も居るから気を付けてね」

「・・・そうなんですか、ありがとうございます」

「僕は持ってないけどね、ふーん女の子かー」

「は!騙されてた!?あぁぁあ・・・隠してたのにぃぃ・・・」


隠してたんだ・・・あれで。っていうか隠す気あったの?ってレベルだと思うんだけど。


「そうそう、そう言えば・・・隊長さんの事好きなの?」

「そんなことまでバレてるのかぁ・・・うぅ、ドラ犯め・・・」

「略しすぎて京都の人みたいになってるじゃん・・・いや、分かるでしょ普通。顔は女の子だし。サラシとかを巻いてるにしても、鎧が不自然に浮いるし、分かるよ。え、もしかして他の人にバレてないと思ってるの?」

「そうだと思うけど・・・」


そう言って顎に指を当て思案に耽るアレク。うむ、ちょっとした動作が女性らしさを隠しきれていない。


「思い当たりない?」

「・・・いっぱいあった」

「例えば?」

「私だけ個人部屋を与えられてる」

「他は?」

「キツイ仕事は余り与えられてない」

「もうね。・・・まぁ、良かったね?大切にされてるみたいで」

「・・・はぁ、これから皆にどんな顔して会えば良いんだろう・・・?」

「さぁ?それは自分で考える事じゃない?」

「・・・全く他人事だと思って」

「実際他人事だし」

「そうだったなチクショウ!」

「こらこら、女の子がそんな言葉使っちゃいけません。・・・で、僕ちょっと外出たいんだけど。どうする?職務放棄でもする?」

「もう、何なのこの人・・・いえ、仕事はちゃんとしますよ」

「そう、良かった・・・じゃあちょっと付き合ってね」

「ちょっとそれは、ごめ」

「そういう意味じゃないから」

「はい、それなら・・・」


アレックスさんの了承を得て、僕は部屋を出た。





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