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本選に通った。


何を言ってるか分からねーと思うが・・・という事は無く当然の事だ。予選が始まってすぐ、僕の所に選手が殺到したからだ。恐らく半分ぐらい来てたのではなかろうか?なんせ初心者装備だし試合前のあのやり取り、僕が目立つのも当然だ。いいカモだと思ったのだろう。まぁ、初心者を狙う様な奴らなので、そこまで強い訳でもなくあっさり倒すことが出来た。場所も広いので、寧ろダンジョンよりも楽な位だった。で、結局相手を倒した数が鎧よりも僕の方が多かったという訳だ。倒した数は表示されないし、乱戦の中それを数える事も難しい。まさか僕がそんなに倒しているとは思っていなかったようだ。試合後呆然としていた。

そんなこんなで本選だ。僕は第二試合だ。今僕は選手控室でお茶を飲みながら、モニターを見ている。そこには第一試合の映像が映し出されている。猫の特徴をもつ獣人族の女性と青白い顔をした男性種族は分からない、魔族かアンデッドか吸血鬼かは分からないが、そう遠くは無いだろう。いずれにせよ珍しい。魔族はそう言った特性は無いが、アンデッドや吸血鬼といった種族は昼間はステータスダウン、夜間はステータスアップという特性を持つので『コロシアム』でも夜の部に出る事が多い。魔族はそもそもなれる人間が少ない。SAではプレイヤーはキャラ作成の際いくつかの質問をされる。その質問によって数多にある種族の中から数種族に絞られ、その中から好きな種族を選ぶという方式がとられている。その組み合わせは多岐に亘り、解析は進められているがいまだその全容は掴めていない。情報によると、決まった質問がされている訳ではなく。ここにもAI、それも最高峰の頭脳が搭載されているらしい。質問をしてくるのは女性の声だ。そのことから女神ミューズとあだ名されている。それはさて置き、魔族もアンデッドも吸血鬼もいずれにせよレアな種族なのだ。だからこういう大会でお目にかかるのは珍しいのだ。珍しさの順で言えば吸血鬼が最も珍しく、次にアンデッド、そして魔族となる。

そんな事を考えていると声を掛けられた。


「すいません」


やはりこういう入り方の方が落ち着く。さっきまでの様な殺伐とした雰囲気には慣れない、慣れる筈もない。こちとら一般人だ。


「はい、なんでしょう?」

「さっきの試合見させて頂きました。・・・その、凄かったです!!」

「は、はぁ・・・」


だがこういうのはもっと慣れない。尊敬の眼差しというか、先輩を見るような目つきというか。僕は普段から上下関係なく同等に人と付き合ってきたから。


「えっと、なんていうかオーラ?そういうのが見えました。湧き立つような赤い闘志のような物が!!」

「えっと、何言ってんのか分かんないです」


痛い子だったのかこの子?は、子?いや、違うな子じゃないもん。デカいもん、角生えてるもん、大鬼だもん。あ、『オーラ』か。大鬼は種族特性として初めから『スキル』の『オーラ』を所持している。『オーラ』は本来、職業的に言えば修行僧系及び拳闘士系の職業の人が長い時間修行・・・つまりはレベルアップ並びにスキルレベルアップすることで初めて得ることの出来る『スキル』だ。それを初めから所持している事は多大なアドバンテージとなる。ちなみに大鬼もレア種族だ。和風なレア種族は他に九尾の狐系獣人や大狸だ。どちらも『変化』を使用することが出来る。


「分からないんですか!?あ、今は黄色いオーラが出てますけど?」


あぁ、警戒色ね。じゃあ、ホッとしていると緑だったりするのかな?力を抜いてみる。


「あ、緑になりました」


信号かよ。でも、こうして聞くと『オーラ』もなかなか便利な『スキル』だな。パッと見るだけでこれだけ分かるのだ。レベルアップすることで、細かく分かるようになったり、纏えるようになったりするのだろう。その内、南の島の大王の様な名前の波も撃てるようになるのかもしれない。


「ふーん。で、僕になんか用?」

「あ、はい!・・・こんな所で聞くのもおかしいと思うんですが・・・その・・・戦い方を教えて貰えないでしょうか?」

「戦い方?」

「はい・・・恥ずかしながら今まで、この大会でもそうなんですが、ステータスと『スキル』にばかり頼った戦い方をしてきたのです・・・」

「うーん・・・そう言われてもなぁ」


僕だってそうだし・・・ついでに言うなら財力にも頼っている。


「でも師匠なら教えてくれるかも」

「本当ですか!?」

「うん、詳しい事は『コロシアム』が終わってから話そう。この後試合だろ?今はそっちに集中すべきだ」

「そうですね!!はい、よろしくお願いします!!」

「うん?」

「さぁ、呼ばれましたよ!!ほら、早く!!」


どうやら、次の対戦者だったようだ。なんとなく、やりずらい。この子、出来る!!





SAにおけるAIの重要度は異常。

今のAIはまだまだ始まったばかり、三歳児程度の考える知能を目指し研究中らしいです。その点、VRはかなり進んでいるとか。

話に出たレア種族、ヨーロッパ圏ならハイエルフとかそんなんです。アメリカならば宇宙人です。ちなみに、見かけは人族実はレア、みたいなのも居ます。

感想、御指摘お待ちしております。

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