↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お館様の代理人 呪いの館を相続したはずが館にめちゃくちゃ世話焼かれてるんですけど!  作者: zingibercolor
3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
60/62

お金のことはきちんとしときたいんですけど

 ところで、天照大御神様のことでのお礼として、九さんから一千万振り込まれた(経費別)。本当に大金! お前にとっては端金だろうと言われたけど、それは掛川さんの遺産が異常すぎるだけだよ!

 で、私だけもらうのはよくないと思う。矢車ちゃんも薄荷ちゃんも、そして何よりヤカもこの件ではたくさん働いたわけだし。

 そういう訳で、お昼ご飯のとき、矢車ちゃんと薄荷ちゃんにお礼の1割ずつを渡すと伝えた。2人とも目を剥いた。


「そんなに!?」

「運んだだけなのに!?」


 私は牡蠣のおろし煮を飲み込んで言った。


「だってお菓子とお茶の選定と、薄荷ちゃんは評価の集計も頑張ってくれたでしょ。何ももらわないのはダメよ」


 それでも、二人ともビビリ倒している。働いた分だけもらってほしいってだけなんだけどなあ。

 私は言った。


「一応、贈与って扱いにしてね。100万円なら贈与税かかんないし」


 矢車ちゃんがうなだれた。


「税金のこと、なんにもわかんないです……」

「そんなんじゃダメよ、いつ金銀妖狐がバズるかもわかんないのに」

「税金がかかるほどに!?」

「ま、税理士さんが必要なことが出たら、伝手あるし雇ってあげるから」


 薄荷ちゃんはため息をついた。


「なんか身に余る大金ばっかりで、どうすればいいのか……」

「ま、建設的なことに使いなね。特に思いつかなかったら、使いたい時に使えるように貯金しておきなさい」


 ヤカがレンコンの金平を食べつつ言った。


{あとの8割はあなたか}

「ううん、私は1割だけもらう」

{え? では、あとの7割は?}

「ヤカの」

{私の!?}


 ヤカは飛び上がるほどびっくりした。そんなに?

 私は説明した。


「だって、館の主で館貸してくれたのはヤカでしょ? 一番もらうべきよ」

{そ、そうかもしれないが……}

「ヤカのクレカ作ったときの口座に振り込んどくね、ネットバンキングの限度額いっちゃうかもだから、何日かに分けないといけないかもしれないけど」


 ヤカは当惑したように頭を振った。


{しかし、特に使う宛もない}

「今はなくても、将来的にあるかもしれないでしょ? それに、自分で稼いだお金あるっていいもんよ?」

{そうか……では、もらっておく}


 よし。

 ヤカの口座は私名義だから、ちょっとズルだけど、私が単にお金を移動させたとみなしてもらおう。そしたら贈与税かかんないし。

 1千万円。もちろん収入分の所得税は取られるけど、それは掛川さんの遺産から払って、自分の100万は地球温暖化対策をしてるところに突っ込む。天照大御神様は地球温暖化に困ってるみたいだから、CO2を減らすために使わせてもらおう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。