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お館様の代理人 呪いの館を相続したはずが館にめちゃくちゃ世話焼かれてるんですけど!  作者: zingibercolor
第2章

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22/27

色々ありすぎてなんにも整理できないんですけど

 何が起こったのかわからない。強盗に殺されるかと思ったら、お館様が強盗たちを引き倒して、一人残ったのを透明なスライムみたいなのが殴って、残りの強盗も透明なスライムが殴って。腰を抜かしてる間に、強盗たちは全員気絶して床に倒れ伏していた。

 私はとにかく怖くて、逃げたかったけど腰が抜けて立てなくて、もう半泣きで警察を呼んで助けてと連呼してしまった。電話口で落ち着いてと散々言われて、何とか住所を伝えて、パトカーが来て、玄関の鍵閉めたままだったから私は這って玄関を開けて。なんか救急車も来た。

 警察に事情を聞かれて、私は、襲われかけたけど「なにか」が強盗を全部倒したとしか言えなかった。透明なスライ厶状のなにか、あれは何だったの!? なんで助けてくれたの!?

 強盗が救急車で運ばれていって、警察の事情聴取と現場検証も済んで、皆が引き取った時にはもう空が白んでいた。私は、がくがくする足を引きずって、何とか自分の部屋に戻った。ベッドに倒れ込んで、改めて怖くなって震えて。

 警察は、いわゆる匿名型流動犯罪、トクリュウの強盗の線で操作を進めるそうだ。改めて自分を省みると、莫大な遺産を持って一人暮らしをしている女。そりゃトクリュウだって目をつける。怖かった、本当に怖かった……あの透明なスライムがいなかったら、最悪殺されていた。

 あのスライムは……何だったの? 絨毯が動いた時点では、お館様が助けてくれたんだと思っていた。でもあのスライムは、絨毯から飛び出して私を助けてくれた。

 じゃあ……私が認識していた{お館様}は、もしかしてあのスライム!? 掛川右京さんじゃなかったの!?

 お館様は、お館様はこの館にずっといるよね、これからもいるよね、私この館で一人じゃないよね?

 そう思わないととても怖すぎて、私は震えっぱなしだったけど、だけど私は死にそうに疲れていて、そのうち眠りへと墜落した。

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