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窓の外――校門前には鬼と幽霊。
教室のざわめきは収まらない。
「な、なんで学校に鬼が来てるんだよ・・・・」
「節分だからじゃない?」
「そんな理由で来る!?」
そんな混乱の中。
真子は黒板の前に立った。
ポンッポンッ
メガホンを手に叩きつける。
「はーい、ちゅーもーく」
皆が真子に視線を向ける。
「とー、いうことでぇー」
人差し指を立てる。
「討伐者を募集しまーす」
沈黙。
玲子が眉をひそめる。
「いや、ちょっと待って」
「討伐ってなに?」
真子は当然のように言った。
「節分だよ?」
「鬼は外」
「だから外にする」
ポケットから袋を取り出す。
ガサッ
「豆」
理絵がぽつりと呟く。
「・・・・豆まき?」
「豆合戦?」
真子は満足そうに頷いた。
クラス全員、理解が追いつかない。
その時。
教室の後ろから椅子がガタッと鳴った。
3人の男子が立ち上がる。
生徒A
生徒B
生徒C
クラスでは有名な3人。
MMORPG三人衆である。
生徒Aがメガネを光らせる。
「石本さん」
真子が振り向く。
「なに?」
生徒Aは腕を組んだ。
「これは討伐イベントではない」
教室が静まる。
生徒Bが続ける。
「校門前に敵が出現している」
生徒Cが真子を指差す。
「つまり」
3人の声が気持ち悪いくらいに重なる。
「「「攻城戦だっ」」」
クラス
「はぁ??」
生徒Aは熱く語る。
「我々は今、この城を守るギルドだ」
生徒B
「敵は鬼族」
生徒C
「レイド戦になる可能性が高い」
3人は真子を見る。
「石本さん、いや、ギルドマスター」
「「「ギルド開設を!!!」」」
教室は完全に置いてけぼりだった。
真子は腕を組んで考える。
「ふーん」
数秒後。
ニヤッと笑った。
「いいよ」
「ギルド創ろう」
MMORPG三人衆の目が輝く。
真子は黒板に書いた。
《節分防衛ギルド》
そして指差す。
「防衛隊」
「私」
「ケンケン」
「由美」
そして後ろを見る。
「討伐隊」
「MMORPG三人衆」
3人はガッツポーズ。
「「「りょっ!!!」」」




