表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人生をやり直しますか? 〜YES or NO〜 【みんなの心の中が読み取れる少女は、やり直し高校生活でやりたい放題です】  作者: 相賜 奏合


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/56

[54]

季節外れなお話ですがお付き合いください。

12月24日

18時


玲子の家の2階


広々した応接室にはクリスマスツリー。


料理。


ケーキ。


みんなテンションMAX。


「クリスマスパーティー」

「スタートーー」

「イェーイ!」

「かんぱ〜い」


パーティーは始まるが、

ケンケンと由美だけは、なぜかソワソワしている。


香織がそんな由美に尋ねる。

「ゆみー?なんか今日変だけど大丈夫?」


「えっ? あっ、うん・・・・」

「大丈夫だよ・・・・」

由美はキョロキョロ周りを見渡し答える。


パーティーも少し落ち着いた時、

莉英奈はケーキを頬張りながら真子に尋ねる。


「そういえばさー」


「真子の友達まだ来ないの?」


「ん?」

「もう来てるよ」


「え?」


真子は思い出したように言う。


「あっ、そだっ」


「結界忘れてた」


チキンを頬張りながら即座に指を鳴らす。


パチーーン


澄んだ音が広がった、その瞬間。


空気が揺れる。


そして。


 トメさん 故91歳

 げんじさん 故89歳

 あやめちゃん 故5歳

 ひとしさん 故35歳

 けいこさん 故32歳


幽霊たちが姿を現す。


――静寂


数秒後ーー


「「「「ぎゃあああああああああ!!!!」」」」


大パニック。


驚きで香織が手を振り上げる。


その手が


理絵の顔面直撃。


「ぶっ!」


理絵が後ろへ転ぶ。


後頭部


ゴンッ


その瞬間


持っていたジュースが宙へ・・・・


落下。


玲子の頭へ。


「冷たーーーーぃ!!」


さらに混乱。


莉英奈は恐怖心がMAX


「うわあぁぁぁぁ!!」


げんじさんに向けてケーキを投げる。


当然・・・・げんじさんをすり抜ける。


そして、その先で座っている、

由美の顔面直撃。


「ぶはぁ!!」


ケーキまみれ。


澪は逃げようとして香織と衝突。


バランス崩す。




小指


ゴッ


「ぎゃああああああ!!!」


阿鼻叫喚。

ケンケンは呆然としてその状況を見ていた。


ゾワッ


その時、背中に寒気が走る。


真子が叫ぶ。

「ケンケン!!」


「外!!」


「中に入れちゃダメ!!」


「食い止めて!!」


「はっ!?」

ケンケンは条件反射でダッシュ。


玄関を飛び出す。


そこには――


サンタのコスプレをした鬼人さんが・・・・

玄関に立っていた。


律儀にサンタ帽子まで被っている。


「・・・・」


「サンタ殿!!」


「空気読んでくだされぇぇぇ!!」


ケンケン、必死の阻止。


その頃。


家の中では。


カオス。


そして。


その中で、真子だけが


チキンを食べていた。


「んーーっ、うまうまーっ、ちっちきチーっ」


ケーキまみれの由美が叫ぶ。


「いや!!」


「あなたが悪いでしょ!!」


真子は必殺のテヘペロ。


「だから言ったのにー・・・・」


ーーー


カオスのあと。


ケンケンはまだ、必死に鬼人さんを止めていた。


そこに真子と由美が家の中から出てくる。


「鬼人さーん、せっかく来てくれたけど」

「今日は部屋にいれれないよー」


鬼人サンタは少しだけ肩を落とし、

大きな手で包むようにプレゼントを真子に差し出した。


「わぁ、鬼人さん、プレゼント渡しに来てくれたんだー」

「ありがとー」


鬼人さんはスゴスゴと帰っていく。

ケンケンはグッタリでその場にへたり込んだ。


真子と由美は家に入る。

そして、階段を上がる最中


「中身なんだろー」

真子はウキウキで箱を開ける


中身


クラッカー


パンッ


真子

「うわっ」


次の瞬間――


足を踏み外した。


「あっ・・・・」


階段を転げ落ちる。


ゴロゴロと転がり――


最後に、壁に後頭部をぶつけた。


ゴンッ


ドサッ・・・・


事件である・・・・


由美が階段を見下ろす。


そこには――


階段の下でグッタリしている真子がいた。


「まこぉぉぉぉ!!」


「いったーーーい!!」


「こ、ここまで・・・・」


「未来を・・・・」


「見切れなかった・・・・」


ガクッ


クリスマスの夜はーー


とても賑やかに


更けていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ