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人生をやり直しますか? 〜YES or NO〜 【みんなの心の中が読み取れる少女は、やり直し高校生活でやりたい放題です】  作者: 相賜 奏合


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18/57

[18]

チャララー、チャララー、チャラララーン♪


ーー修行僧の朝は早いーー


ーー朝露が落ちる音が聞こえるくらいの朝の静けさに起床の鐘が鳴り響くーー


ゴーン、ゴーン


ーーまだ陽が登らない薄暗い中で起床する

本堂に集まり各々が坐禅を行う

その後、朝課ーー読経である


ーー陽が登り、朝の光が木々の隙間から差し込んでくる頃

小食ーー朝食である


ーーーーーー


真子はこの場所の朝日課を過ごした後、真実の部屋へ乗り込む。


「まこと、いい加減、起きろー」

眠い目を擦りながら真実は起き上がり時計を見る。

「まだ7時だぞ・・・・早すぎるよ・・」


腑抜けた戯言に真子は肩を竦める。

「まこと、今日はいいけど、明日からは4時半起きだからね」

「修行に来たからには[修行の流儀]に合わせていかないといけない」


真実は怪訝な顔をして真子を見る。

【なんか・・昨日のまこと雰囲気が違う】


真実の心の声を聞き真子は昨日を思い出す。

『彼の修行ですが、・・・・あなたに任せます、真子。』


「えっ?まこが俺に教えるのか?・・」

真実に心を読まれて一瞬、不満な顔をする

「私が先生なの、ほら、色々教えることあるから早く準備しなさい」


部屋を出る間際

「準備できたら本堂に来ること、いいね」

真子はそう言い放ち廊下を歩く。

(真実に心を読まれてはいけない・・教えにくくなる・・どうすればいいの?)


真子は葛藤をしながら本堂へと足を進めた。


誰も居ない本堂に足を踏み入れ、真子は坐禅を組んで瞑想をはじめる。


何も聞こえない、

自然と1つになる感覚、

しかし、心の悩みを払拭できず、

瞑想状態に入れないでいた。


「苦労していますね・・・・。」

天音の声だ

真子は瞑想を続ける。


「己の心を閉じるのは容易ではありません。」


瞑想にノイズが走る

真子は眉をピクリと動かす。


「己の線を切るのでなく、相手の線を切るのです・・。」

「わかりますか?」


天音の言葉が静かな小川の流れのように心の中に入ってくる。

(相手の線を切る)

意識をサーバーに向ける、何かスイッチのようなツマミを見つけて反時計回りに絞っていく。


「そうです・・それを維持しなさい。」


なにか、外部を遮断した感覚を受けて、すっと目を開ける。

周りには誰もおらず、本堂には坐禅を組む真子1人だった。


「ふーーっ・・・・」

心に入り浸っていたモヤを吐き出すように、真子は深く息を吐き出した。

「師匠・・ありがとね・・・・」

微小な笑みを浮かべる。


「おっ、まこ、お待たせ」

真実が本堂に入ってくる。


(・・・・まことのせいで、余計な修行させられたじゃん・・バカっ・・)

真子が真実をひと睨みする。


「ん?まこ? なぜに俺を睨むんだ? なにかあったか」


(ううん、なんでもない・・・・)


真実は不思議な顔をして、首を傾げていた。


そんな真実を見て真子はにこやかになる。


「さっ、修行はじめるよー」

「まずは坐禅からだよー」

そう言って真実を横に座らせて坐禅を教えるのだった。

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