↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子でヤンデレな悪霊と共に  作者: 善良なる悪魔
第1章・バタンダ大森林
18/34

少年は館から逃げ出す。

少年は館から出た。

それは少年の脱出劇は大冒険の一言で表せられるだろう。

少年にとっては。


部屋から出た後の少年の逃走では色々な場面が有った。


走って角を曲がると若い侍女にぶつかりそうになる。


カートを押す執事の真後に着いて行く。


隠れた部屋に同じ年頃の女の子と遭遇。


年老いた侍女の落し物を拾ってあげる。


門の近くに居た衛兵に敬礼をする。


高齢の庭師の肩を揉んであげる。


その後の異形の行動も有った。

それは少年の隠れるという言葉に従っての行動だろうか。


少年にぶつかりそうになった侍女に対してその黒く異様に大きな手で押し倒して少年に触れさせないようにしたり。


カートを押す執事が背後を向かないように異様に殺気立ったり。


入った部屋の女の子の人形が突然暴れ出して女の子の注意を人形に向けたり。


年老いた侍女がもう物を落とさないように穴の開いたポケットを急遽、縫い上げたり。


高齢の庭師のその黒くて異様に大きい手で全身マッサージしてあまりの気持ち良さに気絶させたり。


一言で表すならば館内で不思議な事が起こった。

地球であれば霊の悪戯(ポルターガイスト)と言われる現象であろう。

何故ならば、少年と異形の姿は異形の力によって隠され見えなくなっているのだから。


少年の努力は一切効果が無かったのだ。

しかし、それが功を奏した。

少年は『頭隠して尻隠さず』を通り過ぎて『顔を隠して身体隠さず』状態であったからだ。


そんな事に気付かない少年は館から町へと走って行く。

面白い物を探しに。

館が騒がしくなったのはそれから間も無くであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。