幕間
日本における唯一の対「異種」坑戦防衛組織は、慶応三年の大政奉還から明治三年の版籍奉還、そして明治四年に行われた廃藩置県に伴って、戦後の動乱に乗じる形で新政府の目を盗み、半ばなし崩し的に設立された。
このような強硬な行動をなし得た理由としては、一重に日本に置ける退魔の大家が、九条家、鷹司家、二条家を筆頭とする、公家の家格の頂点に立った旧摂家の華族であったことが挙げられる。
後々、多くの華族は、明治維新後の華族としての体面を保つために懸かる出費のため、財政的に破綻して華族の身分を返上して行く事となった。
が、しかし公爵家においては新政府下にあってもその威光は衰えることはなく、新政府との水面下の取引のもと、異種の存在など預かり知らぬ国民には秘匿するという最も安全かつ理想的な形で、初代理事に、
九条家、
鷹司家、
二条家、
安倍家、
土御門家、
倉橋家、
賀茂家、
蘆屋家、
滋岳家、
弓削家、
三善家、
月輪家、
出雲大社教、
東密と台密の二大密教系宗教、
そのそれぞれ代表を置き、ここに、日本における「異種」の被害実態の正確な把握、及び「異種」に対抗し得る兵力の強化育成を図ることを基本理念とした唯一の機関、日本霊術協会が創立された。
そして同年、日本霊術協会の下部組織として、霊術学院を設立。
対「異種」の歴史ある主だった都道府県にそれぞれ分校を置く形で、霊術学院の歴史は始まった。
これは、地方の退魔の呪術のこれ以上の風化を防ぐためでもあった。
漢字と説明書きばっかでごちゃごちゃしてるので、せめてレイアウトをもうちょっと考えるべきだなと思いました。
多分これからは小説もそういう時代。




