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549物語  作者: チイチイノファン
Chapter:Ⅵー分身マアムの事情
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活力の大果実

「行こうロロイ!」

「お供いたしますぞ!!」


お茶会も途中だが、それよりもマァムの剣だ。

彼女は今もどこかでシクシクと泣いているに違いない。


そうでなければ悪しき者に利用されている、売られていると言う事態にもなっているのかも知れない。


マスターは疲れていたがマァムの事を思うとドーパミンがドバドバと分泌し疲れとかどうでも良くなっていた。


とにかく忘れてしまった罪悪感、早く助けなければと言う感情が彼を活性化していた。


その分、何処かでへばるのは目が見えている。


「お待ちくださいマスターにロロイ」

プルメリアが後ろから呼び止め、籠に入った大量の活力の大果実を持ってきた。


「活力の大果実、こんなに大量に!?」

「乙女の聖水もありますぞ!」

とテンションを上げる二人。


「お兄ちゃん達ずるい!」

「スフレ遊びに行くんじゃないのよ!」


地団駄を踏むスフレをラナンが叱る。


「さあ円陣を組むわよ!5色の力よ真少年に力を!!」

円陣を組み魔法乙女達はマスターに力を与えた。


するとマスターから5色の翼が生える。


「君達がくれた翼だから僕は君達の為に戦う!ともに行こう!!」


飛翔!戦いの空へ!


マスターとロロイはマァムの剣を取り戻しに向かった。


ヘルズゲートーーー


マスター達がマァムの剣を持っていたのはヘルズゲートのそこらへんだった。


マァムの剣はそんな中寂しくも光で知らせてくれているに違いないとマスター達は四方八方に目を配り血なまこににして探す。


「あったか?」「ありませぬ…」

ある時は手分けして探すがロロイの沈んだ表情から無かったと察する。


「あぁ僕がしっかりしていたらっ!」

「マスター大丈夫ですぞっマァムの剣は必ず見つかります」

取り乱すマスターをロロイが支える。


ーーー

「はぁ…はぁ…」

探しているあまり体力と気力を大幅に削られるマスターにロロイ。


「もうだめだ…見つからない」

マスターは崩れてしまった。


(一体どうしたら…はっ!)

ロロイはプルメリアから活力の大果実をもらっているのに気づいた。


「マスターこれを齧ってくだされ」

ロロイが活力の大果実をマスターの口に持ってくる。


マスターはそれを齧ってみせる。

すると一気にマスターの活力が湧き起き上がる体力くらいは戻った。


「ありがとうロロイ、君がくれたからさらに効果がアップだ。ブーストさせてでもマァムを取り戻そう!」

マスターが元気を取り戻しロロイも安心する。


「ブーストをかけるのも良いですが利用は計画的に……と言う訳にもいきませんな。状況が状況だけに….」


そしてマスター達はブーストをかけ、マァムの剣を探しまくった。


そのブーストに反応して魔物が押し寄せてくる。

それだけでなく活力の大果実の芳醇な香りも魔物達は引き寄せられる。


『グッグッグ…活力の大果実に美味そうなニンゲンがいるぞ…『そっちのウサギも美味そうだ♪』


魔物の群れがマスター達を取り囲みだした。


「残念ながらこれはプルメリアのくれた大事な果実なんだ。君達にはやらないよ!」


「お遊びもほどほどに」


マスターとロロイは剣で牽制した。

剣一丁だと心細く感じてしまう。


(マァムの気持ちって今こんな感じなのか…)

マスターはマァムがいない事に敵と戦う恐怖心を覚えた。


「魔物達怖い怖い怖い!」「マスターしっかりしてくだされ!」

突然震え上がってしまうマスターにロロイが発破をかける。


「そんな時はこの薬ですぞ!」

ロロイは口移しでマスターの口に乙女の聖水を含ませた。


するとマスターの体が熱くなって勇気がモリモリと湧いて来た。


「ありがとうそしてすまないロロイ!」

「お礼は後ですぞ!」


二人は魔物を蹴散らし追い払った。


「さあ行きましょうぞ」

魔物を蹴散らせたところでロロイはマスターの手を引いてエスコートする。


そして「そこ止まって!」とマスターが。

二人はその地に降りたつ。


「ちょうどそこに残留思念が…」

マスターは耳を研ぎ澄ました。


『マスター…助けて助けて…私はジルバの使い魔に連れ去られている!』


残留思念の正体はなんとマァムの悲鳴だった。


「マァムがさっきまでここにいた…ジルバの使い魔に連れ去られたようだ…」

「と言うことはジルバの元に!?」


しかしあれだけ労ってくれたジルバの事だ。


「ジルバさんでよかった…きっと彼なら気前よく渡してくれるだろう」

マスターはふと安心。


そうですよね千恵さん!


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