早速の依頼
ロロイはマァムを見て声も出せず涙をボロボロと流し始めた。
「あの…何故泣いているのですか?」とマァムが戸惑いながら訊く。
ロロイは我に返り「め…目にゴミが入っただけですぞ…」と涙を拭った。
「最近花粉症が流行ってるからねぇ」とラナン。
「花粉症なのですね。確かにあれは辛いですね」
マァムは納得した。
そんな時カランコロンと喫茶店メルベイユ来客の合図が鳴る。
「はーい、お客様ですか?」
「はい、実は解決して欲しい事件があって…」
やって来たのは事件解決の依頼。
彼が言うには娘が何者かにストーカーの被害を受けていると言う。
「ストーカーか女の子をなんだと思ってるんだ」
「やりましょうマスター!」
マスターが眉間に皺を寄せて漏らすのにマァムが呼応する。
マァムは早速気合を入れているようだ。
そんな時ロロイが焦燥した表情を見せて「いけませぬ!マァムをそんな危険な任務に行かせるなど!」と声を荒げた。
「私は平気です!最近、マスターさんから特訓は受けていますから!」とマァムは胸を張る。
そしてスフレも「そうだよ!マァムお姉ちゃん絵も上手だしきっと役に立つよ!」と言った。
絵が上手いかどうかは置いといてマァムはやる気だった。
「マァムさんがここまでやる気だったら僕らも断ることは出来ない。一緒に連れて行こうよ」
「そう言うなら…」
そしてロロイは渋々ながらも了承した。
その代わり「決して私のそばを離れるではありませんぞ」とマァムに釘を刺した。
そしてマァムは「は、はい…」と半ば戸惑いながら返事をした。
そして魔法乙女は恒例の儀式でマスター、ロロイ、そしてマァムを取り囲み円陣を取る。
「火の魔力よ!」「水の魔力よ!」「風の魔力よ!」「光の魔力よ!」「闇の魔力よ!」
「「真少年に力を!!」」
そして魔法乙女達はマスターに力を与えた。
するとマスターの背からは虹色の翼が立ち、マスターは決め台詞を放った。
「君達がくれた翼だから、僕は君達の為に戦う。共に行こう!!」
そしてマスター達は飛翔した。戦いの空へ。
ーーーストーカーもまた真少年から堕落した「堕少年」の一人だった。
いやとうに20半ばだから「堕青年」か。
「救いの鍵の反対は破滅の鍵と言って堕少年なるものは破滅の鍵で世界を破滅させていってるから一刻も早く浄化せねばならぬのです」
ロロイは初心者マァムに説明。
「わかりました気を引き締めます!」
マァムは自らの救いの鍵をギュッと握りしめ気を引き締めた。
そして戦い本番ーーー
マスター達は張り詰めた空気を感じた。
「マスター、感じますかな?」
「ああ、黒い魔力だ…」
しかしマァムはなにもわからないようで「あの…何ですか?」としどろもどろと訊いてきた。
「この近くにストーカーがいるんだ。気をつけて」「えぇ!?」
マァムはそれを聞いた途端にビクビクとしだす。
そんな時そんな時『そんな可愛子ちゃん戦場に連れて来ちゃ駄目だよ真少年さん』と人を嘲笑うような声がした。
「何者だ!」とロロイが叫ぶとそいつは姿を現した。
黒を基調とした服装の男だ。
「俺の名はシュンニー。確かにストーカーだがたかが小童にこの俺が倒せるのか?」
「子供だからって馬鹿にするなセブンソード!!」
ロロイが剣の弾幕を発してシュンニーを攻撃。
「バリアアタック!効かぬわ!!」
シュンニーが前方に盾のエネルギーを作り突進して来た。
それはなんとマァムに向かって来た。
「きゃあ!」
マァムは悲鳴を上げるが足はすくんでしまい立てなくなった。
「マァム危ない!」
マスターがマァムをシュンニーの攻撃から庇う。
空気の張り詰めは急に治った。
それはシュンニーがその場からいなくなったと言う事だった。
「くっ逃げられたか…!」
ロロイは逃げられたと悟り歯軋り。
「ごめんなさい私がちゃんと戦えていたら…」
「初めての初戦はそんなものだよだから落ち込まないで」
マスターは元気づけるがマァムの表情は沈んだままだった。




