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549物語  作者: チイチイノファン
Chapter:Ⅵー分身マアムの事情
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マァムがやってきた


僕は目の錯覚なのかと思い乙女達を並ばせて数える。

「1.2.3.4.5.6…あれれ僕は目がおかしいのか?」


そうマスターは視力が悪い。それは真っ暗な部屋でギルバトに励んでいるせいでもあるが。


それも、見慣れない女の子がいた。


「あ、紹介するねこの子マァムっていうの♪」

無邪気な声でスフレがこう言った。

「ま、マァムですよろしくお願いします…」

気恥ずかしげにマァムと言う少女は頭を下げた。


栗色の髪におさげをしていて焦茶のブレザーにウサギのぬいぐるみを短めのスカート付近にぶら下げていた。


「あ、ああ僕はマスターだ。君は新しい使い魔になったのかい?」

僕は聞いてみた。


「マスター、この子は剣だったんだって」

「そうか……てええぇ!??」

マスターの声は木霊した。


そんな時ノックが鳴った。


ビクン!ノファンは聴覚過敏と言う発達障害の特性があり、ビクンとしてしまう特性がある。


「はい」マスターは胸が脈打ったままドアを開ける。


「マスターどうしたんですか突然大きい声出して」

「すみませんでしたすみませんでした。びっくりした出来事があって…」

「ビックリした出来事?」

「魔法乙女が6人に…いや今の話は忘れてください」


(いけないいけない。僕は余計なひと言を言ってしまうからな…これも発達障害の特性なのかは知らないけどなんとかしなきゃ…)

マスターはこう言い聞かせた。


「変な人ですね。とにかく夜中に騒がないでくださいね」

管理人はこう言いドアを閉めた。


そもそも変でなきゃグループホームにいないでしょうが。


マスターは心の中でこう突っ込んだ。

ともあれマスターは再度549の世界に。


「どうしたの?」

「管理人が…いやなんでもない。そのマァムちゃんは新しい使い魔になってくれるのかい?」

とマスターはマァムに目を向けて聞いた。


「使い魔じゃありません。私は()です!」

マァムは語気を強めた。


ともあれマァムはこれからマスターの剣として共に戦うらしい。


「そうか共に頑張ろう」

難しい事を考えるのはよそう。とりあえずこの子が僕の剣となって共に戦ってくれるのだから。


そしてマスターは現実に戻る。

しかし現実ではマァムも5人の乙女もいない。

マスターのただ孤独な戦いは続いていた。


ザーザー…土砂降りの雨の中マスターは黒い合羽を羽織り自転車を漕ぐ。


少し前は白い合羽だったが職場でとある日注意を受けたのだ。


「マスターさん目立つ色の合羽で職場に来ないでもらえます?」

とそんな事を職員に言われたのだ。


(めんどくせえな)マスターはこう思い、ワークマンで黒い合羽に買い直した。


しかしこの黒い合羽は中国産だからなんなのか知らないがゴワゴワするし雨弾いてくれてない気がするのは気のせいか?


また、仕事内容も増えて休み時間に掃除機をかけるよう注意された。


掃除機は重く扱いは結構大変だ。

また窓のフィルターも埃防止に毎日モップをかけておかないとならない。


「ふう疲れるなぁ早よ13時来ないかなあ?」

誤解しないでいただきたいのは休み時間と言うのは職員達の休み時間の事でマスターの休み時間では無い。


ちゃんとマスターの昼休みは確保されているのだ。


とはいえ昼休みでも一定数の職員はいて事務室で作業をしている。


その辺は交代制なのだろうか?


ともあれマスターは13時になるとゴミを捨てに行き昼休みに洒落込んだ。


昼メシはカロリーメイトだったがチョコパイに切り替えた。


何故なら「コンビニより安く買えるお店があるんですよ♪」とワークワクの支援員から聞いたからである。


とは言えそれでチョコパイにハマり出すなんてその人は思わなかっただろうけども。


ともあれマスターの普段は時間との戦いだ。


手が空いてなにもしていなければ指摘を受ける。

指摘を受ければストレスがかかるからやらないといけない。


またまた、トイレ掃除のはじめにホースをかけるが従業員の一人や二人は用を足しにやってくる。


マスターは帰すのは申し訳なく「おかまいなく」と自由にさせるが「びしゃびしゃにしちゃってまあ」と言われた。


マスターは引っかかったが聞こえないふりして掃除を続けた。


(これはトイレ掃除の表示をしないといけないやつか?)と思うのだ。


その場合はどうしてるんだろう?

職場には一応二つトイレはあるが掃除してる場合は掃除の表示は必要なのだろうか?


あ、ごま乙の虹小説なのに個人のエッセイみたいになってしまった。


ともあれマスターは剣から人間の少女となったマァムを育てる事になった。


「よろしくねマァム」

「はいマスター」


そんなところでロロイがやって来る。


「ホロロ、賑わっていますな」

「あ、ロロイ」


彼は兎の魔物の青年だ。

「む?そのお方はマァム…」ロロイの声は一度飲み込まれた。


「あ、はい確かに私はマァムです…」

戸惑いながらもマァムはそう答えた。


ロロイは涙をボロボロと流し始めた。

「ロロイどうしたの?」とマスター。


ロロイの涙のわけとは?

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