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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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987/3917

987:献上品を差し出そう。

「あ、そうそう」


 ん?

 ジェイさん、何か言い忘れてたのかな?


 あ、コレットさんの横に何か出てくるっぽい。


「うふふ。それぞれ、出来の良い物から順番に採取してきたわよ」


「助かります」


 あぁ、ジェイさん印のお野菜ね。

 アリア様に食べてもらう為に渡してるんだろうから、本当に一番良い物から抜いてきたんだろうなぁ。


 少しでも良い状態をキープする為なのか知らないけど、木箱にまとめて入れたりせずにずらっと並べて出してきたな。

 普通に持って帰るなら困るんだろうけど、ボックス系のスキルで運搬できるから問題ないもんね。



 ……っていうかコレットさんの収納は、本当にどうなってるんだろうか。

 普通の【アイテムボックス】なら手で直接入れなきゃいけないはずなのに、コレットさんが触れたと思ったらその場でフッと消えていってる。


 何か上位の魔法やスキルが有るのか、単にコレットさんの動きが私に認識できてないだけなのか。

 ……なんか後者っぽいな。

 やってるのがコレットさんだし。



「ふむ、どれも良い物だな」


「はい」


「こいつが姫様に出す(もん)ですからね。本気で改良して本気で選別してるでしょうよ」


「うふふ。それは勿論。当然の事でしょう?」


「まぁそりゃあな」


 うん、まぁ確かに。

 ジェイさん達の慕い方を抜きにしても、普通に考えたら王女様にお出しする品なんて、全力を尽くす(その)くらいで当たり前なんだろう。



 いくらアリア様が気軽にその辺でお買い物する人だって言っても、最初からアリア様に出すつもりで作る物なら手は抜いちゃダメだよね。


 ……なんか訓練でもそもそと作ってみただけの品を、「これどうぞ」って差し出す私の方がどうなのって話だよ。

 いや、喜んでくれたから結果オーライだけどさ。



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