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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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986/3917

986:そろそろ引き上げよう。

「さて、それではそろそろ引き上げるとしようか」


 座って楽しそうに眺めてたアリア様から、突然の撤収宣言が出てきた。


 唐突なと一瞬思ったけど、必要な事が済んだっぽいからなのかな?

 単にお仕事の関係でタイムリミットが来たのかもしれないけど。


 いや、うちに来てた時にはそういうのを全く気にしてなかったっぽいし、多分前者なんだろう。

 ……流石に飽きただけって事は無いだろうし。



「まだ言っておかねばならん事は有るか?」


「シャルロットちゃんには一通り伝えてありますので、今この場で言わなければならない事は有りません」


「そうか」


 アリア様の確認に、微笑みつつはっきり答えるジェイさん。


 でもジェイさんの事っていうかこのゲームの事だから、『聞かれてないから言ってない』ってケースが絶対に有るんだろうなぁ……


 まぁ考えてパッと出てこない事なら、実際にそうなってからじゃないとどうしようも無いか。

 ここで延々と考え続けても仕方ないし、どうせそうやって質問攻めにしたとしても、別の何かが起きるだけだろう。



「困った事が有ったら、いつでも…… 来るのは難しいでしょうから」


 そりゃそうだ。


「そこのおじさんに伝言をお願いすると良いわ」


「聞くのもやるのも俺じゃねぇけどな」


 まぁうん、部下の誰かだろうね。

 ……っていうか、そういう雑用を押し付けられるのは別に良いのか。



「何か必要な道具が有る時も、同じ様に言うと良いよ。僕に作れる物であればすぐに作るし、時間がかかりそうならそう返すから」


「凄くサービスするんですね?」


 お姉ちゃんがほへーって顔で口を挟んだけど、まぁ確かに同感だな。


「ああ、僕の実験にも付き合ってもらったからね」


 なるほど、お給料みたいな物か。

 ……いや、普通にお金で払ってあげれば良いんじゃないかな?



「迷惑料ってとこだな」


「語弊が有ると言いたいところだけど、まぁ否定は出来ないね」


「実際、何個か暴発しましたしね……」


 ジョージさんがいつも通り口が悪いと思ったら事実だった。

 何やってんだディーさん。


 っていうかシャルロットさん、最初に暴発した時点で嫌って言おうよ。



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