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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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979/3917

979:駆け足に挑戦してみよう。

「はっ」


 お、行った。


「たぁあっ!?」


「あらあら」


「……っと、ありがとうございます」


 と思ったら一歩目で転びそうになって、横から伸びてきたジェイさんの触手に助けられてる。

 ぴーちゃん、ああ言ってた割には離れてないけど、伸びてきたのを察知して大丈夫だって判断したんだろうか。



「うふふ。いきなりは少し難しかったみたいねぇ」


「面目無いです」


 少し恥ずかしそうにしてるけど、仕方ないと思うよ。

 むしろ一日も経ってないのにまともに歩けてるんだから、十分凄いんじゃないかな?


 いや、基準が解らないから何とも言えないんだけど。

 プレイヤーキャラにケンタウロス的な種族が居るVRゲーム、少なくとも私は知らないし。



「それじゃ、支えておいてあげるから、まずは脚を動かしてみましょうね」


「おお、助かります」


 シャルロットさんの胴体に巻き付いた触手がゆっくり下がっていって、足が床に着くくらいで止まった。

 なるほど、あれなら脚をもつれさせても転んだりはしないって訳か。


 ルームランナーの手摺りを持って走る様な感じなのかな?


 ……今のシャルロットさんの体だと、手摺りが有っても手が届かないだろうな。

 いや、届いたとしても確実に腕力が足りないと思うけど。


 上下のバランスがまともだったとしても、普通の腕力で馬の胴体は支えられないだろうしね。

 あ、でもゲーム内だと色々と補正も有るし、もしかしたら頑張れるかもしれないな。

 頑張れたから何だって話だけど。



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