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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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973/3919

973:足場の高さを揃えよう。

「えーと…… とりあえず、体に異常は無いかな?」


「あ、はい。今のところは特に問題有りません」


 他の人でも試してるとはいえ、特殊な体だから一応聞いておかないとね。


 ……最悪の場合、上半身だけ小さくなるとかいう異常事態になる可能性も有ったかもしれないし。

 いや、一応システム的にもああいう生き物だって認識されてるんだから、それは無いとも思うけどさ。

 変な称号みたいなの付いてたし。



「んじゃ試しに歩いてみようか」


「そうですね、っとぉ?」


 おおぅ。

 シャルロットさんが同意すると同時に、そのままの姿勢でスーッと下に降りて行った。

 ジェイさんが足場を動かしたのか。


 あー、そうか。

 さっきの足場の位置、普通の人の頭の高さを基準にしてたからか。

 あのままだと、かなり急な下り坂を降りる羽目になってたもんね。



「おぉ…… この視点ですと、小さくなったんだなぁって実感が有りますね」


「まぁ、目線の高さだけは普通なままだったしね」


 今は人間の膝くらいの高さかな?

 普通だとその三分の一くらいしか無いから、もっと極端なんだよなぁ。


「あ、ありがとうございます」


 ん?

 あぁ、足下から自分に合わせたサイズのジェイさんが生えてきたから、足場のお礼を言ったのか。


 ……触手の先に上半身がくっついてるというか、先端が擬態してるというか。

 生えてきたとしか言い様が無い形をしてるな……


 あ、引っ込んだ。




「では、とりあえず軽く動いてみるとしましょう」


「うん。体に違和感が有れば言ってね」


「はい」


 ……まぁ、言ってと言ってはみたものの、特に何かが出来る訳では無いんだけどね。

 私に出来るのは、せいぜい吹いて癒してあげるくらいだよ。


 元々よく解らない力をよく解らないままに使ってるだけだからね。

 どっちかと言うと違和感の原因になるのって、ジェイさんの専門分野だろうし。



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