972:出来るだけ大きくしよう。
さて、適当な所で許してあげるだろうから、お姉ちゃんは放っておいて良いとして。
こっちの仕事をやらないとだな。
再度シャルロットさんの肩に手を置いて、と。
今度は連動して動ける様に、少し腕に力を入れておこう。
……よく考えたら、足から流せばその必要も無いんじゃないか?
上に伸びるだけなんだから、動かなくて済むし。
まぁもう触ってるし、このままで良いか。
一気に大きくしたらまたやらかしかねないし、さっき以上に気を付けてそーっと流し込もう。
さっきもそんなに流してないのに、凄い勢いだったからな……
「おぉー」
なんかシャルロットさんから感心した様な声が出てる。
感心っていうか変な感じだなーって所かな?
「よし、これで限界かな」
「ありがとうございます。一杯まで大きくなっても、妖精さんよりは少し小さいんですね」
ん?
……あー。
「あー、いや、その…… うん、縮尺は同じはずなんだけど……」
小さいって言われるのは嫌がってたから、若干言いづらいな……
「えーと、私が無駄にデカいから身長差が…… ね?」
「あぁ、なるほど……」
うん、なんかごめん。
自分がちっこいって言っちゃった様なものって気付いて、ちょっとしょんぼりしてしまった。
でも私はあんまり悪くないと思うんだ。
好きでデカいわけじゃないんだし。
むしろこっちにしてみれば、小っちゃくて可愛らしいのが羨ましいよ。
口に出したらお互いの無い物ねだりみたいな、よく解らない言い合いが発生しそうだから言わないけど。




