963:増援を迎えよう。
「ぬくーい」
お姉ちゃん、顔は上げたけど上半身はそのままシャルロットさんの背中に投げ出したままだ。
そりゃ体の一部なんだから温かいだろうけど、少しは遠慮しなさい。
「いやー、ごめんねー」
「いえ、多少は構いませんが……」
「せめて離れてから謝れよ」
うん、もふーって寄りかかったままだもんね。
誠意が見えないぞ、誠意が。
シャルロットさんも苦笑いだよ。
怒ってはないみたいだから、良かったけどさ。
身内がセクハラで処罰とか、なんていうか居心地が悪くなりそうだから勘弁してほしいよ。
……ん?
なんかいつの間にか、お姉ちゃんの反対側にも足場が伸びてる。
「何、遠慮は要らん。大人しくしているが良い」
「えっ…… あっ、はい」
いやアリア様、シャルロットさん何も言ってないよ。
なんでお姉ちゃんのと同じブラシ貰ってるの。
いや、うん、大体解るけどさ。
「本音はー?」
「ずるいぞ。私にも楽しませろ」
「だよねー」
うん、まぁそうですよね。
シャルロットさん、ちょっと困ってるけど最初よりは大分慣れたっぽいな。
そこまで恐縮してない感じだし。
いや、むしろ抵抗を諦めた顔にも見える。
まぁ基本的に良い人だし、遊ばれるだけだから頑張ろう。
うん、私よりよっぽどマシだから。
【妖精】、入ったお風呂のお湯を飲ませろとか、足でバター捏ねて食べさせろとか、唾液飲ませろとか言われるから。
……改めて考えると酷いな。
いや、改める必要も無いわ。酷いわ。




