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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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961/3917

961:道具で整えよう。

「あ」


 ん?

 階段を降りてる最中に、何かを思い出したみたいに振り向いた。


 あぁ、土とかは落としてあるとは言っても土足で背中を歩いたから、一応払って綺麗にしてるのか。


「ミヤコちゃんミヤコちゃん」


「はい?」


 ……なんかお姉ちゃんの後ろから新しいジェイさんが生えてきた。

 何をするつもりだ?



「はい、どうぞ」


「あ、ありがとうございますー」


 何か受け取ったな。

 えーと…… あれは、お手入れ用のブラシかな?


 けっこう大き目な本体の背中に、手を通すための革ベルトっぽい物が付いてる。

 遠くから見たら黒板消しみたいな形してるな……



 右手にはめてから毛先を触ってみてるけど、見た感じ結構硬そうだな。

 皮は分厚いみたいな事言ってたし、あれくらいで丁度良いんだろうか。


「おー、綺麗に整う。あ、痛くない?」


「はい、大丈夫です。どちらかと言うと、刺激が気持ち良いですね」


「それじゃ遠慮なくわしゃわしゃするね」


 いや、わしゃわしゃしたら乱れちゃうぞ、お姉ちゃん。



 まぁ丁度良いなら良かった…… ってのは良いとして、だ。


 カトリーヌさん、今のは「刺激が『丁度良くて』気持ち良い」、だからね。

 恐らくだけど。

 別に同士とかそういうのじゃないから、反応しなくて良いんだぞ。


 まぁ解っててのツッコミ待ちだろうから、放っておこう。

 こっちが気付いたのは解ってるだろうけど、スルーされたらされたで喜ぶ人だし。



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