960:帰りは手伝ってもらおう。
「ほんと色々有るねぇ……」
あー、流石のお姉ちゃんも苦笑いし始めてるな。
だんだん燃えないゴミの日みたいになってきてるから、仕方ないと言えば仕方ない。
しかしあの辺の小さいゴミ…… じゃなくて素材、むき出しで入れてたら固定してないだろうし危なくないんだろうか。
シャルロットさん自身はちょっとこぼれたくらいじゃ怪我しないだろうけど、余計に壊れちゃうし周りが散らかっちゃうよ。
あ、でもさっき厚手の布とかも有ったし、あれで押さえてたのかもしれないな。
さっき足踏みして体を動かした時も、そんなにガチャガチャ聞こえてきてなかったし。
……っていうか、その辺に落ちてた木の棒とか良い感じの石とか拾い集めてるお姉ちゃんは、あんまり呆れた顔出来ないと思うんだ。
何個か使わせてもらってるから、あんまり無駄とも言えないんだけどさ。
「何でもかんでも残している訳ではありませんよ?」
「あ、そうなんだ」
……本当に?
さっき、屋台の食べ物に使われてた串みたいなのまで見えたんだけど、本当に?
「きちんと洗って汚れを落としてから保管していますし、腐ったりする物は全て処分しています」
「いや、それ普通の事だよね」
うん、えっへんって感じで胸を張って言う事では無いな。
謎収納の鞄に入れてるなら内側が汚れたりはしなさそうではあるけど、汚い物は汚いからね。
取る時は手で触るんだし。
「えーと、これで終わりかな?」
「ありがとうございます」
お、やっと終わった。
箱はそんなに大きくないのに、細かい物が多くて微妙に時間がかかったな。
「気ぃ抜いて帰りに落ちるなよー?」
「そんな人をおばかさんみたいにー」
……いやー、アヤメさんの心配はもっともだと思うなぁ。
お姉ちゃん、本当にやりそうだもん。
「ミヤコちゃん、こっちこっち」
「ん? あ、ありがとうございます」
あ、いつの間にかジェイさんが床を伸ばして足場を作ってあげてる。
階段まで付けてあるし、あれなら流石のお姉ちゃんもやらかしはしないだろう。
「……行く時に作ってやれよ」
「うふふ。出すタイミングを逃しちゃって」
ジョージさんからごもっともなツッコミが飛んで来た。
うん、でもまぁそういう事も有るよね。
半分くらい渡ってから横に出されても、別に大丈夫なんだけどなぁってなるかもしれないし。




