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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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949/3918

949:取得を提案しよう。

「ん……」


「おっ、と」


 シャルロットさんの声に反応してアヤメさんが手を離し、それを見たシルクが少し後ろに下がっていく。

 一応の用心かな?



「だ」


「大丈夫か? と」


 レティさん、中継が食い気味どころかほぼ同時じゃないの。

 ……中継っていうか代弁?


「大丈夫です。と言いますか、逆に心地よいくらいでした」


 あ、苦しいとかじゃなくて、ふわーってなって声が出ちゃっただけなんだな。

 やっぱり契約した本人は触って良いのか。



「それは良かった。ところで提案が有るのですが」


「はい、なんでしょう?」


 レティさん、えらい唐突だな。

 何を思いついたんだ?



「スキルポイントが余っていればなのですが、アヤメさんにお願いして【聴覚強化】を取得しておくのも良いかと」


「やはり、妖精さんと関わる以上は持っておいた方が良いでしょうか?」


 ……中継が面倒になったわけじゃないだろうな?

 まぁレティさんだし、それは無いか。


「それも無くは無いのですが」


「他にも?」


「今はこうして同じ高さで向かい合っていますが、これはジェイさんによるものですので」


「あぁ、確かに。わざわざ声を張っていただくのも申し訳無いですね」


 あ、そうか。

 普段は足下まで来た人でさえ数メートルは離れてるんだもんね。

 聞こえない事も無いだろうけど、ちょっと遠くて聞き取りづらそうだ。


 っていうか下手したら、気付かずにそのまま踏んづけちゃう可能性まで有るし。

 まぁそれは人が居る可能性の有る場所は気を付けろって話だし、どっちにしろ喋ってもらわないと気付けないけど。




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